ほどらで日記「メンターの仕事」
メンターとしていろんな人の話を聞いていると、思っている以上に人は自分で自分のことがわかっていない。
今この瞬間出ている人格はほんの一部でしかなくて、その奥には過去の膨大な経験が眠っている。そんな話を聞き出していくのは本当に楽しい。どんな人であっても、生まれた瞬間から今の状態になったわけではないのだ。
いろいろと話を聞いていく中で、その人が変わるきっかけになったエピソードが見つかると、一気に会話が熱をおび始める。あきらかに表情が変わる瞬間を見るのが、本当に好き。
僕がメンタリングをする時に何かを教えることはしない。その人の話を聞きながら、一緒になってベストな方法を考えていく感じ。職業でいうならトラベルコーディネーターに近い。
旅行に行きたいと考えている人に、行きたい場所を教えてもらって、そこまでの行き方や、現地での楽しみ方を提案していく。そこで大事になるのは相手の意思。
逆にいうと、意思表示をしてくれない限りはどこにも向かえない。わからないんでとにかくなんとかしてください、みたいな丸投げタイプの方にいろいろ提案したところで、結局は続かないのだ。
やはり自分の意思から始まったことでないと納得感もない。だから、続けようという気持ちも弱い。
主催しているスクールでは今日から本格的に講座が始まる。どんなエピソードに出会えるか楽しみだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?