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詩のようなもの・詩または物語

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#どんとこい2024秋

トンネルの外で呼ぶものはまた別のトンネルの中にいる

トンネルの外で呼ぶものはまた別のトンネルの中にいる

わたしのためのメモ
わからなくてもいい

トンネルの外で呼ぶものは
また別のトンネルの中にいる

トンネルに入っていないものは
いないのではないか

トンネルの中に
またいくつものトンネルがあって
またその中にあるトンネルにいる場合もある

同時にいくつものトンネルの中にいることも可能だ

トンネルの中に長くいると
トンネルの外に出るのがおそろしい

トンネルの外はまるであべこべの世界だからだ。

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わたしはワカメ😉

わたしはワカメ😉

わたしはワカメ
ゆらゆらワカメ

いつも水中でゆれる
いきかうものを眺めてる

わたしはワカメ
たぶん移動してない

わたしからでる気泡が
上の方にいくのをみることもある

途中でなくなったり
なくならなかったり

うまくいけば銀色の天井まで届く
そこから先はわからない

わたしはワカメ
わけワカメ♡

おやおやここはどこだろう
乾燥わかめになっちゃった

おやおやここはどこだろう
お味噌汁ってい

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陽が当たらなくなった枝を
樹はいずれ落とします

それだからといってその枝は
はじめから要らなかったかというと
それは違います

その枝がなくても樹は生きていける
ようになったのです

砂山を作ったことがありますか?

砂山を作ったことがありますか?

砂山を作ったことがありますか?

たいていの人はあるとおもいます。

砂場で1番といっていいくらいシンプルな遊びですから。

大きな砂山をみんなでつくります。

どんどん砂が集まって、どんどん山が高くなり、みんなの気持ちも浮き立ちます。

山の頂上が見えてくるあたりになると…

必ず誰かがもっと大きいの作ろうや!

と言い出して、

みんなで砂山を踏みつぶすことになります。

あれあれ大変。

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衛兵とバレリーナ

衛兵とバレリーナ

衛兵は今日も突っ立っていた。

世界は昨日と何も変わらない。

視線は遠くにあずけ
何もみないで全てをみる。

片足立でいる理由が
すぐに動きだせるためだったのか
どうかなんてもう
かんがえたりもしなくなった。

パニエの裾を歓ばせながら
クルクル回って
バレリーナは衛兵に近づいて
そっとささやいた。

「わたしとあなたはよく似ているわ。あなたもいつも片足立ち。」

衛兵は眉を少し動かした。

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アリとカオリとアタリマエ

アリとカオリとアタリマエ

春に咲くニオイスミレの葉をめくるとタネのつまった袋をみつけることができる。

季節を問わずにみつかるようにおもう。

カオリはスミレの砂糖漬けを好む。

スミレの砂糖漬けを食べるとむせかえるような香りが口の中に広がる。

香水を食べるようで家族は誰も好まない。

しかしカオリはいかに食欲がなくてもこれだけは口にすることができる。

カオリは毎年春のある日思い立ったように、庭に咲いたスミレを全部摘ん

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大道芸人と少年ふたり

大道芸人と少年ふたり

進学塾の特別特訓が終わって
ふたりは慣れない乗り継ぎを
こなし最寄駅に降り立った。

特別特訓は拘束時間は最悪だけど
いいところがある。
開催場所がいつもの場所と違うからちょっとした冒険気分が味わえるのだ。

せっかくの冒険気分が終わってしまうのを残念に思うと、何やらいつもみない人がいる。

「あれはなんだ?」
マサシがいった。
「きっと大道芸人じゃないかな。」 ススムがこたえた。

ススムはやっ

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[詩]飛行機にのって✈️

[詩]飛行機にのって✈️

ちょっと手を休めて
窓の外をみてくれないか

どうかわすれないで
この景色を
おぼえておいてほしい

どんなときも雲の上は
スッキリと晴れてるんだ

雲はいずれどこかに流れていくよ

鏡に映る私みたいな像はいったいなんなのか

鏡に映る私みたいな像は
いったいなんなのか?

私はときどき考える

いや、
正確には考えるのを
ときどきにしている

だってこのこの疑問はひどく魅力的で、いくらでも考えることができて頭が変になりそうだから

鏡を見るときに私は私をみようとしている

けれども私は自然体の私をみることはできない

だって鏡を見るときには無意識のうちにいい顔作ろうとしている

目なんてちょっとぱっちりしてるんじゃない

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