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唐揚げ定食のあざとさに関する考察

女子アナ風の女性が満面の笑みで男性と話してる。
男ウケ抜群の服装。
さりげないボディタッチ。
そんな様子を見てると、「あざとい」という感情が湧き起こる。
あざとさを別に否定するわけでは無いが、
その「あざとさ」にまんまと引っ掛かる者の、
「あざとさ返し」を僕は見たい。
あざとさvsあざとさ返し、
その攻防を僕は見たいのだ。

唐揚げ定食の唐揚げが4個。
大体の定食がこの数で提供する。
5個のところもあるだろう。
そこはまた後で話すとして、
この4個の唐揚げのあざとさを伝えたい。
唐揚げ定食のメンバーは

唐揚げ4個、
白米、
味噌汁、
野菜(サラダ的な)、
漬物。

大体がこのメンツだろう。
この唐揚げ4個の定食屋は、
きっとご飯大盛り無料なのである。
なぜ、大盛り無料かというと、
かつて、こう言った人がいるのだろう。

「唐揚げが余るよ」

そう、唐揚げ4だとご飯が少ない。
そう、これが唐揚げ定食の根っこの部分。
唐揚げ定食でご飯が余らない、唐揚げが余らないのは、
そのお店の企業努力の賜物だ。
絶妙な数字を叩き出している。
そう思ってくれても構わないということ。

ではここである仮説を立てる。
じゃあ唐揚げが3つだったら?
そう、唐揚げが3つだとこう言う人が出てくる。

「唐揚げ3個?」

なぜだ?
3個は言いやすく、4個は言いにくい。
このたった1個に大きくも儚い、小さな差がある。
この表現に辿り着く唐揚げの3個と4個。

そして、唐揚げ5個と大きく出る強者。
僕は、もうわからない。
なぜ?
考えても見てよ。
ご飯で稼いだ方がいい。
唐揚げを増やすよりも白米で稼げるだけ稼げ!
もう、これはあざとすぎて、さすがの俺でも気づくよ?
でも、それがいいんだよな〜

じゃないんだよ!
教えてくれ!
5個で行く、お前の器の大きさを!

みたいな。
ここで一旦4個のあざとさについて言及する。

3個になくて、4個にある。
5個になくて、4個にある。

これは品のようなもの。

3個はケチで、4個は優しい。
5個はバカで、4個は優しい。

このちょうど良い4個を選択している、
唐揚げ定食屋には間違いなく、
美人な店員がボウガンを持ってあなたを狙っている。

あなたのその胃袋が掴まれてからでは遅いと思い、
ここに記す。

引用文献
べっち,「唐揚げ定食には気をつけろ」,2018
べっち,「唐揚げ定食は罠だ」,2019
べっち,「唐揚げ定食それはマジで好き」,2022

あなたのサポート無しでは、もう考えられない。