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決算書の運用に関するサポート事例~取引先より入手した場合~

 本日は、サポート事例のシリーズとして、自社で保有している取引先の決算書の運用についてお話します!!!

せっかく入手した決算書を共有フォルダに保管しているだけになっていませんか❓会社の財産なので、システム化、また即座に分析審査する方法で実際にサポートした事例をご紹介します

こんにちは、佐々木正人です!
是非、最後まで読んで持って帰って下さい!!
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1. 決算書を入手後の与信管理運用上の課題

早速ですが、皆さん、取引先の決算書を入手した後、どのように活用されてますでしょうか❓

決算書に関しましては、上場企業であれば、有価証券報告書や決算短信でご取得いただけます。また、官報などで確認できることもあります。

HP上で開示をされていない取引先の場合には、調査会社に依頼をする、あるいは自社で直接決算書を入手するといった方法で決算書を入手されているケースもよく聞きます。

その中で、現状よくある課題としては、以下のようなものが挙げられます。

(1) 決算書を入手するが、特に見ておらず社内申請の際、添付するのみ。
⇒社内での共有ができておらず、決算書を分析審査する時間がない。

(2) 決算書を自社のエクセルフォーマットに転記をして、財務比率分析を行う。
⇒転記する作業に時間を要する。財務分析を行った最終判断に迷う。

(3) 個別で審査しているが属人的になっている。
⇒審査する人によって審査結果にばらつきが出る。後任がいない。

要するに、決算書を入手しても
・審査ノウハウが必要なこと
・審査ノウハウを持っていたとしても審査に時間を要すること

から、各社様、運用に悩まれているようです。

決算書から読み解く審査方法については、以前にも投稿しているので是非、読んでみてください!

ただ、社内で人材を育成するのも大変ですよね、、、
このような課題をよく聞く中で、実際にサポートした事例をご紹介します。

2.サポート事例~決算書を即座に分析するには!?

~某繊維業の企業様の事例~
まず、状況についてお話します。

・自社で取引先から直接決算書を入手。月30件程。
・営業部より管理部へ決算書を共有⇒内容を見てフィードバック
・昔は、ベテランの審査マンが個別審査をしていた。
・そこから、エクセルの手入力で財務比率が算出されるフォーマットを作成。(手入力で約1時間ほど要している)
・財務比率の結果をみて個別判断。

前項でもお話した内容と重複している部分もございますが、以下のような課題がございました。

・エクセル入力に時間がかかる(効率化したい)
 ⇒特に勘定項目が取引先によってバラバラなので統一したフォーマットにならない。
・保管している決算書は、紙保管なので、すぐに確認できない。
・最終的な個別判断が属人的になっている。
・営業部へのフィードバックに時間がかかるため社内で不満が挙がっている。

そこでサポートさせていただいたのが、「決算書分析システム」とその名の通り、システム上で決算書を分析する仕組みです。

「決算書分析システム」の特徴は以下になります。
・決算書AI-OCRで決算書データを高い精度で読み取り、決算書分析システムに自動登録。(読み取り切れなかった部分は手入力で修正可能)
・入力する決算書の勘定科目の変換ルールは、随時設定可能。
・決算書データはクラウド上に保存。
・決算書分析評価シート・財務比率分析表・決算書はPDF形式で出力可能。
・取引先の信用力評価を自動算出。

最新の技術AI-OCRにて、決算書を自動で読み込み、そこから当社の審査ノウハウを活用した信用力評価が算出されるというものです。

このシステム導入により、
・手入力していた時間の大幅な削減
・信用力評価の算出(誰が実施しても同じ目線での評価)
・取得した決算書のシステム保管(テレワーク時にも対応しやすい)

が実現したことにより、業務の効率化が図れました。

また、財務分析の結果と合わせて業界標準や倒産企業の平均値と横並びで比較できる仕様のため、非常に見やすくなったのもポイントです

従来、人で行っていた作業をシステム化することにより、組織変更があった際にも、引継ぎが楽になったとお声もいただきました

今後も、このようなお言葉をいただけるよう、サポートしていきます

3.最後に

私もそうですが、新しい取り組みを始めようとすると、今やっている業務の効率化を考えますよね。従来のやり方をそのまま実施するのは、楽といえば楽ですが、今ある最新の技術を使って、そこを解決するというのは非常に重要かと思います!

今回のような、決算書の運用は非常に分かりやすい例かなと思い、ご紹介させていただきました。反社チェックや与信管理の業務においては、従来、何かと手入力などの地味な作業が多かったです。

(実は、決算書分析システムのリリース当初は全て手入力する仕様でした。ここは、AI-OCRの活用により、すごく効率化ができたところですね。)

また、属人的になりやすい傾向もあります。そこはAIシステム化によって、質もスピードも上げることは可能だと思っています。

今回ご紹介した決算書分析システムなんかは、数年前にリリースしたものです。各企業の与信管理担当者様から効率化したいとのご要望を多数いただき、実現しました。

AI-OCRの読み込み精度も、リリース当初より格段に上がってきております。

皆さんも、是非一度、今やっている業務の見直しを行い、効率化できないか考えてみてください!(もし、こんなサービスがあれば嬉しいなどございましたら、教えていただけるとすごく嬉しいです

私も引き続き、お役立てできるサービスをリリースして、与信管理の最先端をいけるよう頑張ります

本日の内容は以上になります。
次回もお楽しみにでは

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