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第1回「令和に飛躍が期待される新進気鋭企業ランキング」調査
今回は弊社独自で行っているリスモン調べ「令和に飛躍が期待される新進気鋭企業ランキング」調査を取り上げたいと思います♪
※調査対象決算期は2019年10月1日時点で開示されていた2018年4月期決算以降の最新決算を使用しております。
「リスモン調べ」とは、リスクモンスターが独自に調査するレポートのことです。「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでおります。
こんにちは、佐々木正人です。
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■ 調査の概要
1. 調査名称:第1回「令和に飛躍が期待される新進気鋭企業ランキング」調査
2. 調査方法:決算書の分析結果に基づく調査
3. 調査対象決算期:2019年10月1日時点で開示されていた2018年4月期決算以降の最新決算
4. 調査対象企業:IFRS適用企業を除く決算短信提出企業
5. 調査対象企業数:2,876社
1.調査結果
[1] ランキング結果
新規上場3年以内の企業(以下、新興上場企業)のうち、「ROE(自己資本利益率)10%以上」かつ「自己資本比率50%以上」、「売上高50億円以上」を満たす企業において、独自の「収益伸長指数」※を算出して比較したのが「令和に飛躍が期待される新進気鋭企業ランキング」である。
ランキング1位は「ウェルビー」(収益伸長指数0.51)となり、次いで2位「オプトラン」(同0.37)、3位「ストライク」(同0.35)、4位「グッドコムアセット」(同0.29)、5位「キャリア」(同0.24)、6位「アセンテック」(同0.24)と続いた。
上位20社にランクインしている業種としては、人材紹介派遣業が3社(キャリア、日総工産、エスユーエス)で最多となったが、その他は業種が分散する結果となった。(図表A)
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※収益伸長指数=売上高前期比(当期売上高/前期売上高)×ROE(自己資本利益率)
[2] 2つの指標との比較
「収益伸長指数」を構成する2つの指標、「売上高前期比」と「ROE」のそれぞれにおいて比較したところ、「売上高前期比」ランキングでは、「収益伸長指数」ランキング上位企業のうち「グッドコムアセット」、「オプトラン」、「ウェルビー」、「アセンテック」、「ほぼ日」の5社がランクインしており、「ROE」ランキングでは、「ウェルビー」、「オプトラン」、「ストライク」、「キャリア」、「日総工産」、「エスユーエス」、「ニーズウェル」、「アセンテック」の8社がランクインする結果となった。(図表B、C)
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[3] 全上場企業との比較
新興上場企業を対象とした「収益伸長指数」ランキングの上位企業と、全上場企業を対象とした「収益伸長指数」ランキングの上位企業を比較したところ、新興上場企業の上位3社が、全上場企業の上位にもランクインする結果となった。
新興上場企業の上位20社の平均収益伸長指数が0.21であるのに対して、全上場企業の上位20社の平均収益伸長指数は0.45となり、全上場企業の方が2倍以上高い結果となった。
収益伸長指数を構成する2つの指標のうち、「売上高前期比」においては、「新興上場企業の上位20社平均」(118.8%)よりも、「全上場企業の上位20社平均(144.7%)の方が高い結果となっており、「ROE」では、「新興上場企業の上位20社平均」(17.3%)よりも「全上場企業の上位20社平均」(31.2%)の方が14ポイント近くROEが高い結果となった。
「全上場企業の上位20社平均」の方が、「売上高前期比」と「ROE」の両方で「新興上場企業の上位20社」よりも高いことで、収益伸長指数の平均においても大きな差が出ていることが表れた。(図表D)
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「新興上場企業」と「全上場企業」について、「売上高前期比」、「ROE」、「収益伸長指数」の3つの指標を「ランキング上位20社」と「全体」でそれぞれ集計し比較した。
全体の「収益伸長指数」は、「新興上場企業」(0.19)が「全上場企業」(0.05)に比べて3倍以上高い結果となり、「新興上場企業」における収益性の高さが目立つ結果となった。
「売上高前期比」においては、「新興上場企業の全体平均」(137.2%)は「全上場企業の全体平均」(108.7%)と比べて2割以上高い結果となっており、「ROE」では、「新興上場企業の全体平均」(13.7%)は「全上場企業の全体平均」(4.3%)と比べて、3倍以上高い結果となった。
新興上場企業は、売上伸長性と資本効率において全上場企業より優れていることが、収益性の高さにつながっていることがうかがえる。(図表E)
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2.総評
成長は、企業が存続するために必要不可欠であり、いかに成長するかが企業にとって重要な経営課題となる。さらに企業経営においては、自己資本をいかに効率的に活用して利益を創出するかが求められる。
売上伸長性を表す「売上高前期比」と、資本効率を表す「ROE」に注目し、それらを乗じた独自指標「収益伸長指数」が高い企業をランキングしたのが、「令和に飛躍が期待される新進気鋭企業ランキング」である。
今回のランキングにおいて、[1]においては、上位20社中3社が人材紹介派遣業となったものの、残りの17社は業種が分散しており、業種によって大きな偏りはみられなかった。
[3]では、新興上場企業全体において、全上場企業全体と比べて、売上伸長性と資本効率が高く、収益性が高いことがうかがえる。
これは、新興上場企業は、成長期にある企業が多く、成熟期に移行した企業が多い既存の上場企業よりも、成長度に勢いがあることが収益性の高さに表れているといえよう。
本ランキング上位企業は、ROE10%以上の基準を上回りつつ、同時に売上成長をなし得ており、今まさに飛躍している企業ということができる。
しかし、企業経営において、常に高度成長を続けていくことは非常に難しく、本ランキング上位企業においても、今後も現在と同じペースで高度成長を続けていくことは決して容易ではない。
今回のランキング上位企業には、更なる飛躍によって、全上場企業内においても高い成長性を有する企業であり続けてほしいと願うとともに、今回のランキング外の企業においても新たな飛躍企業が現れ、令和時代の日本経済を牽引してくれることを期待したい。
本日の内容は以上になります。
次回もお楽しみに!では!
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特約
— 佐々木正人|格付会社の営業部長【人生は楽しんだ者が勝ち】 (@rismon_sasaki) April 7, 2022
債権者の権利保全のため、契約書中にあらかじめ記載しておく必要のある、当事者間の特別の契約条項のこと
おは~🌞
代表的なものとして、期限の利益喪失条項、契約解除条項、所有権留保条項等があります。#与信管理用語
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