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バリキャリのフルタイムワーママが考える「究極の受験論」

おはようございます!

今日は、私のNoteで(予想外にも)ダントツ一番人気の記事

「小学校受験の全落ち・体験記」

を踏まえて、受験について一般的に思うことを書きたいと思います。

(こちら↓は有料記事なのですが、概要部分は無料で読めます)




「受験」とは、そこから何かを学ぶための戦い。


いきたい学校に合格した人は、勝つための戦い。

納得いかない結果に終わった人は、そこから何かを学ぶための戦い。

学ぶ内容は、「勉強は向いていない」だったり、

「勉強をもっと頑張らないとダメ」だったりします。

結論から言うと、

私が社会人になり採用を担当していた経験上、

受験の結果だけ見ると、学歴にはそこまで色はありません。

外資系企業の採用者でいうと、国内大学もあり、海外大学もあり、さまざまだからです。

結果的に上位校は多いというだけの話で、いい大学出身ではない人もたくさん存在します。

足切り程度には使われますが、会社でいかに継続的に成果を上げられるかの方が大事。

プリンストン、ハーバード、スタンフォード、東大でも京大でも、

学歴にかかわらず、変すぎる人や協調性のない人は、企業に雇われません


学歴の意味はだんだん薄れてきている。


学歴の意味はだんだん薄れていると思っています。

一方で、「誰を知っていて、誰と仲が良いのか」というのは

引きつづき重要です。

その意味では、どんな人と知り合いになれるのか、ネットワーキングという観点で、学歴は重要だと思います。

私は地方の進学校から、都内の有名私大にラッキーにも進学できました。

そこで出会った人々とのネットワークは、いまでも転職や新しいことと出会う際に、とても役立っています。

一般的に、親が子供を私立小学校に行かせたい理由の1番は「学友」でしょう。

ある程度、社会的地位でフィルターされた友達が、子供にできるからです。

私は子供をインターナショナルスクールに通わせていますが、

日本人親は富裕層ばかり。

子供達は、ほかの家に呼ばれては

「うちの家、狭いね・・・」と呟いています。

共働きもいますが、なかなか日系企業のサラリーマン共働きで、もしくは日本の企業勤め専業主婦でインターに通わせるのは厳しいと思います。

そういう意味では、私が望んでいるかどうかは別として、社会的層の「フィルター」がかかっている、ということです。

公立ではフィルターされない人々が集いますが、私立は常に学友の層が限定されます。

その、どちらを良いと思うかです。

(個人的には、いろいろな人がいる公立の雰囲気や層の方が好きですが、公立のインターがないので、そこそこの大金を払ってインターに入れています。)

日本におけるインターの在り方についてはたくさん疑問がありますが、仕方がありません。


あなたは、何のために受験をするのか。


と、ここまでは私の私見ですが、

では、

「あなたは、何のために子供に受験をさせますか?」


この問いに、いま受験を検討している場合、答えられますでしょうか。

私は小学校受験を経験し、最後までこの問いには答えられずに「全落ち」しました。

この問いに、かなり明確に答えられない場合、小学校と中学校の受験は辞めた方がいいです

周りの子がやっているからとか、

明確な答えがない場合、地方は別ですが、都心だとかなり熾烈なので、おそらくうまくいかないと思います。

この子は勉強に向いていて、勝ち抜けるし、東大に行かせて就職活動を有利にさせたいから、

が答えでも良いですし、

この子は競争が好きで、自分でやりたいと言ったから、でも良いですが、

いずれにせよ、親がなんとなくやらせたいとか、親が不安だからやらせておきたいとか、

その程度であれば、やらないほうがマシだと思います。

子供が苦しみます。

前も書きましたが、

「秀才の親、知識を早めに入れたい親」

だけが中学校受験をしていい層だと思っています。

いい学習環境(学友)に囲まれて勉強させたい、も理由としてはありかもですね。


受験で学んだ知識は、結局はそこまで役に立たない。


ここからはまた私見ですが、受験で学んだこと自体は、あまり「知識として」役に立ちません。特に英語は使えないし役に立たない。

聞けばChat GPTはもっと良い回答をくれますし、グーグルに聞けばなんでも答えてくれます。

本を読むことに意味はあっても、一生懸命に何かの事実についてを暗記することに意味はありません。

けん玉とか、音楽とか、自分がとても得意なものを1つ持っている方が、よっぽどエッジとして人との会話が弾みます。

母国語、第二ヶ国語で大学レベルの会話や読み書きができることには、学術的な意味での価値がありますし、そのレベルは目指すべきだと思います。

そして、今や大学に入るにはドアは1つではなく、

一芸入試や小論文入試など、いろいろな方法でエントリーできます。

大学院というチャンスもあり、学歴だけ見たら、(諦めない限り)いくらでも盛れる社会。

私は、子どもには、日本の大学で貴重な4年間をバイトや遊びで暮らすなら、

卒業までが厳しい海外大で揉まれてきてほしいなあ~と思っています。

日本の受験には、「常に問いには回答がある」という誤った常識を植え付けたり、

「努力をすればみんな報われる」「テストができない子は努力が足りないだけ」というような遺伝子学的に誤った常識を植え付けたり、

偏差値という軸でしか物事を考えられなくなるという誤った常識を植え付けたり、

弊害が多いと思っています。

もっと「変な人」を育てよう。


私は、日本にはもっともっと「変な子」が必要で、

もっと「人と違う子」を育てる教育をすべきだと思っています。

人と同じことをして褒められるのではなく、人と違うことをしたら褒められる社会です。

そういう意味では日本の公立学校も私立学校も、かなり昔からオワコンなのです。受験もしかりで、一斉に同じことをするわけなので、特段そこに意味はないと思っています。

人と同じことをしてもビジネスでは成功できないですし、

社会に対して付加価値を生むことはできません。

その考え方からすると、

・学歴にはそこまで意味がなく
・大学へのエントリーもいろいろな方法がある

という現代において、受験には特段意味はありません。

そのかわり、短期でも長期でも海外留学にでも出した方が、さまざまな価値観の人と出会うことができて、視野が広がり、人格形成には良いと思っています。


スポーツ、芸術などの勉強以外の分野(エッジが効かせられる分野)でやりたいことが特になく、

受験に対しての目的が明確なのであれば、

まあ、受験、やってもいいんじゃない?程度の意味合いなのではと思います。

私は、何か勉強以外でやりたいことや、向いていることがあれば、それを追求する方が100%正解

野球でも、ゴルフでも、水泳でも、バスケでも、バイオリンでも、なんでもいいのです。

ちょっと難しいな、と思ったところで大学受験の一芸入試を目指せば、いいと思います。

結果的に学歴がイマイチになってしまっても、

いくらでもリカバリー可能です。

高卒でも起業して大成功して富豪になった友人もたくさんいます。


大事なのは、

・自分の好きなことを分かっていること
・ビジネスチャンスをかぎ分ける嗅覚
「頑張っていたら扉が開ける」という「天の声」を感じるまでやりたいことを必死に頑張り続けること、それ自体です。


受験なんかに、とらわれるな。


親がダービースタリオンが好きならいいと思います。

それでも、人生かなり短いのです。

貴重な時間を受験に使わなくてもいいと思います。

受験から学ぶことはあると思いますが、他からも学べることはたくさんあります。

結論としては、「受験なんかにとらわれてはいけない」と思っています。

何も取り柄がないけど勉強はできる子なら、迷わず受験、

それ以外は、まずはできること、好きなことをさせるために時間を割いた方が良いですね。


学歴や受験なんかに囚われる時代は終わりました。

高卒・中卒だって大成功できるチャンスはいくらでもあります。

学歴より、いま大事なことはいくらでもあります。

皆さんの参考になれば幸いです!

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