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「分かっている」の中にある危うさ
星野リゾートの星野社長の本を読んで感動した。
ホテル「星のや」を運営している、あの星野社長だ
タイトルはズバリ、「星野リゾートの教科書」
サービスと利益 両立の法則 だ。
え。
あの、いくつものホテルを立て直した大経営者が
教科書通り、だと?
??
初めはそんなふうに感じた。
しかし読み進めるとその理由はわかった
経営者には2つのタイプがある
1、アーティスティックな直感型タイプ
2、根拠や理論に基づいている理詰めタイプ
星野社長はズバリ、2の理詰めタイプだ。
星野さんいわく、
「自分には直感がないし、そもそも信じられないし自信がない」
そんな風な記述があった。
僕は、
ああ、とても謙虚な人なんだなと感じた。
星野社長は、教科書になるような経営本に出会うと
100%理解できるまでとことん読み込むそう
時には何ヶ月もかけながら。
とことん理解することが経営判断をする上でも
とても大きな拠り所になるんだそうだ。
もし、結果が出なかったらーーー
それには2つの原因があると言う。
それは
①教科書を100%まで理解できていない
②まだ結果が出るまで時間がかかる
なのだそうだ。
ーーーー
はて。
なんの変哲もない、一般人のボク。
どこか我流でやっていないか
わかったフリをしてはいないか。
星野さんが教科書から
一途に学ぶ姿勢はとても素敵だ。
それはもちろん、会社の成長と
株主のためというのもあるのだろう。
しかし、社員の生活を守るためという
大きな優しさがあることを感じた。
謙虚になって徹底的に学ぶ姿勢ーーー。
それがどれくらいたくさんの人の人生を
良い方向へと導いたのだろうか。
仕事でも、趣味でも、サークルでも。
こんなに地道にやってて意味あんのかな?
遠回りになってないか?
結果、出るのかな??
ーーー。
そう感じる時がある。でも。
教科書どおり。
それが一番着実で、確実なんだと感じた。