ぽんストーリー:幽霊バス《二次創作怪談》
終バスの《降ります》灯る夏の夜
お話だけですが、どうぞお納めくださいませ。
いつもありがとうございます。
幽霊バス《二次創作怪談》乳飲子の亜子を抱えた母親の紗来は真夜中のバス停でボンヤリしていた。もう何処にも行く処はない。
こんな夜中に来るはずも無いバスを待ちながら、紗来はもう生きてはいけないと感じていた。
星の煌めく夏の夜空が滲んでいる。
ゴォー。
遠くから何かぼんやりした光が近づいて来た。
プシュー。
バスだった。こんな真夜中に? 紗来は何故かふらりと立ち