蕪木 夏芽

かぶらき なつめ|趣味で小説・エッセイ書いています|エブリスタ、アルファポリス、monogatary.com等でも執筆中

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マガジン

  • ショートショート集

    蕪木オリジナルのショートショートをまとめました! お題は「#毎週ショートショートnote」参加のものが多いです。

  • 短編小説集

    蕪木オリジナルの短編小説をまとめました!あとがきのあるものはあとがきも入っています。

最近の記事

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【記録記事】毎日連続投稿を止めてみて

こんにちは、蕪木です。 『毎日何かしら記事を投稿すること』を目標に、実際45日ほど続けておりました。 それが、何も言わずに急に投稿しなくなり、早2週間…。 投稿しなくなった理由はただ「忙しくて書く余裕がなかった」だけです。 だから本記事タイトルの『毎日連続投稿を止めてみて』というのは、厳密には嘘です。 『毎日連続投稿が出来なくなって』の方が正確でしょう。 では、なぜこんなタイトルにしたのか?というと、この無投稿期間に考えた結果、毎日投稿するのを暫く止めようと思っているか

    • 【ショートショート】友情の総重量(409文字)

      「重量オーバーにならないと動かない?」 どうやら、最近できた近未来研究所の一般エリアにあるエレベーターが話題になっているらしい。 「力士が大勢乗ってもダメで、どうも重量じゃなくて心理的ななにかを量るって噂だぜ。カップルも全組NGで、友情って線が濃厚なんだと。智と俺で行ってみないか?」 明の話だと、学年1の人気者の細川が友人を大勢引き連れて試したが、エレベーターがぎゅうぎゅうで全員乗れない状態でもダメだったらしい。 細川で無理なのに、僕と明で成功するとは思えなかったが、野

      • 【記録記事】セカンドキャリアも手放して、選んだのは個人事業主でした

        記録記事を書くのはほぼ2年ぶりと随分ご無沙汰になってしまいました。 こんにちは、蕪木です。 今年の4月でパート薬剤師を辞め、5月から個人事業主として開業し、WEBクリエイターをやっています。 これは、2022年9月に某製薬会社を辞めたときから、考えていたことです。 つまり、夢が叶いました!!! noteを初めたきっかけは「夢のために書く習慣をつけること」でした。 それを習慣どころか仕事にできたと言うのは、夢に一歩近づいたようなそんな感覚です。 厳密には、今やっている

        • 【ショートショート】てるてる坊主のラブレター(417文字)

          やあ、随分と久しぶりだね。 元気かな? うーん、やっぱり元気じゃないかな。 君は、今日も憂鬱そうな顔をしているね。 それもそうか。 明日の天気予報が雨なんだから。 きっとやれるだけのことはやって、もう神頼みするしかないって状況だ。 だから、僕の出番なんだね。 ようし、分かった。 だいすきな君の頼みだから、僕はうんとがんばっちゃうよ。 でもね、僕だって絶対の約束はできないんだ。 もしも雨が降っちゃったら。 その時は、僕が君を笑顔にしてみせるよ。 だからお願い。 明日

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        【記録記事】毎日連続投稿を止めてみて

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        • ショートショート集
          13本
        • 短編小説集
          13本

        記事

          【御礼】私の「春ギター」の詩が小説になりました

          御礼をするのが大変遅くなってしまい、申し訳ございません! 私の拙い詩をもとに、rinaさまが小説を書いてくださいました。 「新生活に不安を感じている人の背中をほんの少し押せたらよいな~」と思って書いた詩だったので、ぴったりなお話で感激しました。 自分も小説を書いていて思うのは「インプットがないとアウトプットできない」ということ。 自分のアウトプット欲って、結局はなにかから受けた刺激から生まれるんだと常々感じています。 今回の「春ギター」の企画に出会い、いろいろな方の作品

          【御礼】私の「春ギター」の詩が小説になりました

          【ショートショート】記憶冷凍(391文字)

          僕は何か大事なことを忘れている。 でも、それが何かは、思い出せない。 そんな状態が、もう何十年も続いていた。 始めの頃は周囲の人に「思い出した?」と何度も聞かれたから、必死で思い出そうとしていた。 でも、最近はもう聞かれることもなくなった。 きっとそんなに大事なことでもなかったのだろう。 いつしか僕はそう思うようになっていた。 忘れた記憶があることすら忘れていたある日のこと。 僕の前に、彼が現れた。 彼は、僕のことを遠くから見ているようだった。 おそらく、初対面なら

          【ショートショート】記憶冷凍(391文字)

          【ショートショート】放課後ランプ(413文字)

          成績トップの高梨夢乃さんは、近寄りがたい。 必要最低限のことしか話さないし、誰とも群れない。 おまけに笑顔を見せないから、孤高の存在だ。 ただ、それが格好良いと、男女ともに人気があった。 高梨さんははるか上の段にいて、すべてが並の僕の段からじゃ、目視できない。 それほどに高梨さんと僕の間には段差があったのだが…… 「わっ!」 「ご、ごめんなさい。うちのポンタがご迷惑を……」 「ふふふ、可愛いワンちゃんですね。ポンタと言いますの?」 ポンタが本屋の入り口に近づいたところに

          【ショートショート】放課後ランプ(413文字)

          【御礼】私の「春ギター」の詩が歌われました

          先週「春とギター」×「毎週ショートショートnote」のコラボ企画に乗っかって、初めて作詞をしてみました。 今世は今世で夢があるのですが、来世は「音楽で食べていける人になりたい」と密かに思っているくらいには音楽が大好き。 それでも作詞・作曲はハードルが高くて手をつけていなかったのですが…… たまたま今フットワークが軽い状態(なんでもやってみよう精神+人に文章見せることに抵抗ないメンタル)なので「えいや!」で書いちゃいました。 それを、なんと! まくらさまが弾き語りしてく

          【御礼】私の「春ギター」の詩が歌われました

          【ショートショート】トラネキサム酸笑顔(395文字)

          同じクラスの虎根木さんは、今日も笑顔を絶やさない。 今日も今日とて、角くんにはこんなことを言っていた。 「角くん、今日も格好良いのね。惚れ惚れしちゃうわ」 一方、野原くんにも色目を使っているようだ。 「野原くん、今日も色っぽいわよ。あなたにしかない魅力ね」 その様子が気になっていた私は、何でもよく知っている学子に聞いてみた。 「あれは八方美人ってやつじゃないの?」 「違うのよ。あれはトラネキサム酸笑顔。 トラネキサム酸って、プラスミンも、その前駆物質のプラスミノ

          【ショートショート】トラネキサム酸笑顔(395文字)

          【ショートショートではなく詩】春ギター(428文字)

          いつだって 迷路のような毎日だ 地図がなくても 君の旅路は続くから 進んでは 行き止まりを見つけて 見えない ゴールを ただ羨んで それでもなお 背広を着て 行かなくちゃ 朝は来るから 目を開けずとも 眠くとも 満員電車 押し込まれる そんな日を 何度も 何度も ただ繰り返してる 目新しいことなんて 何もないんだよ 君も 周りも 変わりはしないんだろう それでも 緑の小鳥の声が そう やけに 心地よく 響くんだろう 平凡な毎日で 何が悪いんだ こんなにも 愛おしいのに

          【ショートショートではなく詩】春ギター(428文字)

          【ショートショート】オバケレインコート(417文字)

          梅雨になると、オバケレインコートの噂が聞こえてくる。 なんでも雨の日に限って姿を隠し、見つけたと思えば驚かし、いざ着ようとすると暴れまわるのだとか。 「新しく買ったレインコートがないわ。お出かけは止めにしようかしら」 遠くでママの声が聞こえたけど、まこちゃんには関係ない。 まこちゃんは雨が大好きな上に、レインコートがどこにあるのか知っていたから。 「ばぁぁっ!」 レインコートはまこちゃんの姿を見つけるなりおもちゃ箱から飛び出したが、まこちゃんは怯まない。 まこちゃんが

          【ショートショート】オバケレインコート(417文字)

          【ショートショート】深煎り入学式(456文字)

          やばい、やばい、やばい! もう生徒たちが来る時間じゃないっ! 初めての高校で、新入生を任されたから張り切って白のスーツとパンプスを新調したのに。 満開の桜も早々に濡れ落ちてしまいそうな大雨。せめて足元を濡らさないように、と長靴で車に乗ったのが裏目に出てしまった。肝心のパンプスを忘れてとんぼ返りだ。 どうして13階建てマンションの12階を選んでしまったのか。 どうしてマンションの入り口から1番遠いところしか駐車場が空いていなかったのか。 後悔したって仕方ないけれど、最悪の

          【ショートショート】深煎り入学式(456文字)

          【イベントレポ】大切な人を守りたいなら、向き合え!【ATTACK FES DAY2「Attack 音 体感 Final」】

          ※2024年1月28日(日)開催のATTACK FES DAY2「Attack 音 体感 Final」のイベントレポです。 「とにかくイベントの内容を知りたい!」という方は、先に後半の内容をお読みください。 私はずっと後悔していたこんなにおもしろいコンテンツがあったのに、どうして今まで目を向けてこなかったのか? 知るのが遅すぎた、と。 それもそのはず。 アニメを観始めたのは2022年2月。 Final Season Part2の地上波の放送をやっている頃だった。 しかも

          【イベントレポ】大切な人を守りたいなら、向き合え!【ATTACK FES DAY2「Attack 音 体感 Final」】

          【エッセイ】私はまず、掃除から始めます

          こんにちは、蕪木です。 note書くのが久しぶりすぎて、過去の記事を見返して探り探り書いています。 転職してちょうど1年が経ちました。 薬局薬剤師の仕事にも慣れてきて、患者さんの顔を見れば、なんの病気でなんの薬を飲んでいるのか、大体分かるようになりました。 当初は「未経験・中途入社パート薬剤師の奮闘記」として、記録記事を書こうと考えていましたが、続きませんでした。 と言うのも、仕事内容を書いていたら職場批判になりそうで気が引けたからです。 たがそれも1年働いて、そこの従業

          【エッセイ】私はまず、掃除から始めます

          創作大賞2023に応募しようと今もなお書いていますが…想像以上のボリュームになりそうで、間に合わないフラグが立っています……!あと6万文字くらい?笑 間に合わなかった場合は他のコンテストに出そうと思います。。。 ちなみに、新川帆立先生の講演を聞いて、初めてミステリーに挑戦中!

          創作大賞2023に応募しようと今もなお書いていますが…想像以上のボリュームになりそうで、間に合わないフラグが立っています……!あと6万文字くらい?笑 間に合わなかった場合は他のコンテストに出そうと思います。。。 ちなみに、新川帆立先生の講演を聞いて、初めてミステリーに挑戦中!

          【感想】リコリス・リコイルはキャラが生きている

          リコリコ(リコリス・リコイルの公式略称)、新作アニメーションの制作決定おめでとうございます! リアルタイムでは追えなかったのですが、先日遅ればせながら観ました! まるで実在しているかのような生き生きとしたキャラクターたちが繰り広げる友情と正義の物語リコリコの最大の魅力は千束という少女のキャラクター。 主題は千束とたきな、2人の友情物語ですが、お互いが影響し合うというより「千束→たきな」の要素が大きいと感じました。 2人は全く逆の使命感を持っています。 千束「敵は撃つが、

          【感想】リコリス・リコイルはキャラが生きている