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特別支援学級と特別支援学校のちがい

この記事を読めば、特別支援学級・学校のちがいとは何か学べます。


教育課程について

特別支援学級
①自立活動の時間がある。
② 知的障害のある児童(生徒)に対する教育を行う場合は、各教科の目標や内容を替えたり、生活単元学習といった各教科を合わせた学習を行ったりする。
③道徳や外国語活動は通常級で行うこともある。
④常に支援級で過ごす子もいれば、特定の授業や時間だけ支援級で過ごす子どももいる。

特別支援学校
①自立活動の時間がある。
② 知的障害のある児童(生徒)に対する教育を行う場合は、広範囲に各教科の内容を取り扱う生活単元学習や作業学習(中高のみ)がある。
③道徳や外国語活動は、合わせた指導として生活単元学習で行われる。(子ども達に時間割で『英語』と表記することはほとんどなく『生活単元学習』と表記される。)


学級編成について

特別支援学級
①知的、情緒など障害種別にクラスが分かれる。
②学年はバラバラで、1年生と3年生が同じクラスということもある。
③1クラス最大8人、教員1人+支援員
(※ただし、学校の実情によって異なる場合があります。)

特別支援学校
①障害種ごとに学校がある。
②学年ごとにクラスが分かれている。
③1クラス最大6人(高は8人)、教員2人(又は3人)
(※ただし、学校の実情によって異なる場合があります。)


2つの最大の違い

特別支援学級は
個々に合わせた学習指導を行う。

特別支援学校は
生活上の自立を図るための能力や知識を身につける。


【例】算数(数学)の授業における違い

特別支援学級(視覚・聴覚・肢体不自由・病弱)
個々に合わせて支援級で学習をしたり、
通常級で隣に支援員さんが座って一斉授業を受けたりする。

特別支援学級(知的)
個々の実態に合わせてプリント学習をしたり、下学年(子どもが4年生の場合は、3年生の内容)の計算ドリル等に取り組んだりする。

特別支援学校(視覚・聴覚・肢体不自由・病弱)
点字や手話、補助具等を使いながらクラスで一斉授業。

特別支援学校(知的)
習熟度別に分け一斉授業。(分けた結果マンツーマン指導もある。)
個々の実態に合わせて具体物等(おはじきなど)を使った学習。


まとめ

教科について詳しく違いを述べているサイトがなかったので、私の経験談になりますが違いを書かせて頂きました。

ただ、自治体によって実情が異なるので、支援級か支援学校か悩まれている
親御さんは学校見学に行かれることをオススメします!


最後までお読みくださりありがとうございました。

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