79.何かが足りないと気づけば、物語は始まる。


少女漫画の『なかよし』の作品のひとつ、『しゅごキャラ!』はご存知でしょうか。あらすじは、こちら。

聖夜学園小学校に転校してきた日奈森あむは、クールなキャラでクラスメイトが憧れる人気者。だがその素顔は、ナイーブな本当の自分と「外キャラ」とのギャップに思い悩む普通の女の子だった。そんなあむが「なりたい自分に生まれ変わりたい」と祈ると、不思議な3つの卵=しゅごたまが出現。なかからラン、ミキ、スゥという小さな妖精のようなしゅごキャラが生まれ、不思議な力であむにいろんな自分を体験させる。

――マンガペディアより


一見ファンシーな話のように思えますが、ちょこちょこと、社会人に近づきつつある私にとっても共感できる部分があります。


「なりたい自分」になりたいけれど、勇気が出なかったり、「私なんて」と自分の可能性を否定してしまうこと。それは、小学生だろうが大人だろうが、あるあるな話なのではないでしょうか。



最近私は、小学生の頃見ていたその漫画のテレビアニメを見直すことにハマっています。5月13日まで、全話が今ならYouTubeで無料公開されているようです。


1話1話に必ず出てくる、胸にグッとくるような名言。
就活中で自分に自信をなくしがちな私にとって、心の支えとなりそうな内容なのでついつい見てしまいます。


今日は、そんな名言の数々の中から、テレビアニメの6話のあるシーンで出てきた名言を紹介します。


物語の秘密


大人が言ってたんだ。夢を叶えられる人なんて、ほんの一握りだって。


主人公のあむちゃんが、突然目の前に現れた、かっこよさげなお兄さんに相談しているシーンです。「小説を書くという夢がある」と話す彼に、あむちゃんは人生相談をし始めます。


ちなみに、ここでいう大人というのは、あむちゃんにとっての敵役。敵の吐く決め台詞に、なにか引っかかっている様子。


すると、お兄さんが語り始めます。


物語づくりの秘密を教えよう。
シンデレラも白雪姫も、物語の始まりでは何かが欠けている。
王子様と幸せに暮らしました、は最後のページだろう?
最初から何でも持っているお姫様じゃ、物語は始まらない。

何かが足りない子はどんな子でも、物語の主人公になれるんだよ。


小さなスマホの液晶画面を見つめているだけなのに、心がすごく動かされたような感じがしました。



自分に自信がもてないすべての人に届け


何かが足りない。それは、これから色んなものを得ていく伏線だと考えれば、物語の始まりなのだという考え方。


全世界の自信のないすべての人たちのもとに、届いてほしいメッセージだと思いました。


もし、自分に自信が持てず、勇気が出せないことにモヤモヤしていたら。
もし、自分って駄目だなあと、しょんぼりしている人がいたら。


ぜひ、一度このアニメを見てみてください。



【1話はこちらから】


また、今回参照した【6話はこちらから】



あなたの心にも、「なりたい姿」を表すしゅごキャラが、きっと眠っているはずです。



私もまだしゅごキャラが目覚めていない状態なので、表に出てきてもらえるように頑張ってみようと思います・・・!



それでは、また明日!




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