たくさん不安が貯まれば、”主人公の気持ち”を買えちゃうよ。
詰んだ。うん、詰んだ…
はじめての一人暮らしをすることが決まって、実感が湧かずぽかーんとしている。
国家資格の勉強。進んでいるようで進んでいる気もしない。
その他、体調も不安定なところがあるし、いろいろ不安なこと、予想がつかないこと、今までのスタンスをまるっきり壊すこと、失敗ばかりしてしまいそうなこと……挙げるとキリがない。
この春に様々な不安が集中することは、初めから分かっていた。
あらかじめ自分で仕組んでおいた、言わばひとつの舞台である。
結構適当だけど、一応、舞台です。
脚本もなく、自分で監督から演出、キャスティングまでやっていかなくてはならない。正直、「こんなにシビアじゃなくてもよかったと思うよ…」と頭を抱えたい気持ちもある。敵に背後から迫られていて、崖から飛び降りるシーンの撮影をしてるんじゃないかってぐらいの緊迫感もある。
でも、やっちゃえmiina!って海に飛び込んじゃえる気もする。
たぶん、この舞台をセッティングしてしまった過去の自分は、飛び込むぐらいの勢いを自分につけたかったんだとも思う。いや、殺す気か。…とツッコミたいけれど、その分スリル満点でめっちゃ映えるからね。
そう思っていてばかりで、勝手にヘトヘトになった私。ここでいったん立ち止まって考えてみた。
ちょっと待てよ。その多額の不安貯金を使って…盛大に”主人公の気持ち”を買ってしまうってのはどうだろう?
お先真っ暗だとしても、なかなかスムーズに展開しないストーリーだったとしても。地味なモブキャラになるより、派手なリスクを負っちゃえる主人公になってしまえば、逆に盛り上がる作品ができるじゃないか。
ただ、それにも条件はあって、きちんと感じたことや考えたことを言語化したり、誰かに対してアウトプットしていくことはしっかり必要だとも思う。
だから私は、どんなに辛い時や逃げたくなる時も、逃げるようにお酒をあおってしまった時も、涙が止まらない時も、言葉にしてみようと思う。
言葉は私を救うから。その言葉で、誰かを救えることもあるから。
主人公として、堂々と言葉を発していきたい。
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