83.【自己肯定感低い人へ】誰かのために「自分の強み」があるのかも。
○○できないから、私にはどうせ・・・
失敗続きだと、自分のできない部分にどうしても目を向けてしまう。
あ、いちおう、できますけど・・・
また、辛うじて自信に思えるところは、誰かからの攻撃(質問)から身を守るように伝えることしかできていなかった。
就活は、自分のためでしょ。だから、自分のために会社を選びなよ。
なぜか、これがしっくりとこなかった。
私にとって、生きていること自体が誰かに迷惑をかけていることなのだとしたら、これ以上に「自分のために」を考えるのは正直胸が痛かった。
わがままだ、自己中だって言われるのはもう嫌だ。
誰かのために役に立ちたい、誰かを助けることで、誰かに必要とされていたい。だから、力になりたい誰かがいないとやる気がわいてこなかった。
自分のする仕事の行きつく先に、どんな人に、どうなっていてほしい?
どんな世界が広がっていて欲しい?
社会人のある方にこう言われた時に、ハッとした。
繊細で、人と関わるのが苦手で、それでいて頑張りが報われなくて。そんな、不器用で生きるのが精いっぱいな人、過去の自分のような人に・・・
「組織なんて大っ嫌いだ!人なんて、誰も信用できない!」と嘆いていた中学時代の自分を思い出した。そして。
苦しみを肯定できる心の居場所を。
そこからどう人と向き合っていくべきか、進む道に希望が持てる場所を。
明日が”明るい日”だと思えるようになれる場所を。
そんなものを、提供したい。
高校時代に入ってから、たくさんの個が集まった「組織」に入って、嫌いだった人が大好きになった。面倒くさいけれど、人が集まれば、仕組みや仕掛けを使って大きなムーブメントを起こすことだってできる。人の可能性が、輝いて見えた。
人を大切にする人を増やし、そういった人達でできた組織を増やしたい。
そして日本も、組織同士も手と手を取り合う豊かな社会にしたい。
その先に、シェアしたくなる幸せ広がるあたたかい世界をみてみたい。
個別化されていく社会でも、人との関わりを大切にしていく人を増やしたい。
そして、そんな人との向き合い方を大切にしていくきっかけづくりがしたい。
人が嫌いなすべての人のために。組織が苦手なすべての人のために。
私は、就活の息苦しさも辛さもぜんぶぜんぶ未来のために投資する。
誰かの気持ちを一生懸命に想像できる「強み」を使う。
今を生きるんだ。仕事をつかむんだ。
そのように意気込んだ私は、ふぅっと息を吸い込んでから、勢いよく肩を下したのであった。
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