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反抗期対策#6「ちょっと教えて?」と子供に言う

こんな接し方をすれば思春期に反抗されずに済むのではないか?シリーズをお届けしています。

現在息子は13歳。反抗期が遅い子もいるということで、うちの子はこれから来るのかもしれないけれど、、、ドキドキ。
周りのママ友たちの話を聞くと、
12歳頃から絶賛反抗期中!という子が多く、
『たいへんそうだなぁ。。。』とヒヤヒヤしながら聞いています。

今日は、話しかけるタイミングで配慮すべき点と、
使える魔法の言葉「ちょっと教えて?」について。


大人が配慮すべき大事な事3つ

自分の子供だからといって、
コチラの都合でなんでも子供に合わせさせるというのは
私はなんか違うかなって思っています。

例えば、
何か聞きたいことがあったとして、
相手の都合も考えずに、思い付きですぐ話しかけちゃったり。

めんどくさそうにしているのに、
「早く」とか言っちゃったり。

楽しそうにゲームしてるのに、
「お風呂入んなさい」とか言っちゃったり。

<配慮1>話しかけるタイミングを見計らう

自分に置き換えたら、
すっごく嫌なんですよねー。
例えば以前、経理の仕事していた時、
私がお札の枚数を数えている途中なのに、
平気で話しかけてくる上司
(# ゚Д゚)イマデスカ
どこまで数えたかわかんなくなって、
もう一回数えなおしになるんだけどなぁー。
もちろん手を止めますが、
心の中で「はい、あなたの都合で今、人件費2倍払うことになりますけどいいんですね(怒)」と、相当イラついていました。

これと一緒で(?)子供が何かに集中していたら、
今自分が子供に質問したいことは、
本当に今じゃなきゃダメなのか
いったん冷静に考えてみるようにしています。
命に関わる緊急な事でなければ、
ちょっと途切れたタイミングを見計らって
話しかけるようにします。
テレビ観てたらCM入ったところを狙って、
「ねぇねぇ」と隙間に入る!サッと。

<配慮2>ちょっと待てるくらいの余裕を

何か子供にやってほしいことがあるときも、
緊急のこと以外は、数分待ってあげたっていいんじゃないかと思うんです。
そりゃぁ、○○やって!と言ってすぐに「はいっ!」て動いてくれたら最高だけど、そんな思春期の子はあんまりいないんじゃないかと。

「○○やってねー!」と話しかけて、
めんどくさそうにダラダラとしていたら、
少し見守って、「どうしたー?つかれてるのー?」とか、
「めんどくさいよねー」とか言って、
少しダラダラに付き合い、一緒にダラッとしてみたりもする。
数分したら「よしっ、やるかっ!ママもご飯作る!」と言って動き出す。
そうしたら、「はぁーい」と言いながらモサァーっと動き出す場合が多い(笑) 成長期は生理前と一緒で眠くなりますからね、怠いんでしょう。
キビキビと動いてくれなくても、最終的にタスクが完了すればOKということに。

<配慮3>楽しいことを中断させない

中断するのは大人も嫌だし、
子供も思春期さんも同じ。
洗い物している真っ最中に、
学校のプリントを渡されると
「え?今、手ぇ濡れてますけど見えてますか?」
という気持ちになりません?(笑)
何かの作業を中断して再開するという繰り返しをすると、
ものすごい効率が下がって結果的に予定より時間が長くかかったりします。
私は時間のロスが大嫌い。。。

子供たちも同じかなー?なんて想像してみると、
気づけばしょっちゅうこちらの都合で
いろいろ中断させていたように思います。

勉強している時だけではなくて、
デレビを観ていたり本を読んでいる時など、
話しかけても返事が無い時があります。
夢中になって、聞こえていないんでしょうね。
そういう時は「入り込んでるなー」くらいに思っておいて、
『まぁいっか、後で話そう。』と諦めます。

でも、早く伝えたい事もありますよね。
そういう時はできるだけ近くまで行き、
小さな声で(大きな声はもっと聞こえない)
「30秒だけ良い?」と話しかけるか、
「その動画あと何分くらい?」と聞き、
「今からママは仕事に行かないといけないから聞いてほしいんだけど良い?」
今話しかけても良いかどうかの許可を取るようにしています。

または、魔法の言葉「ちょっと教えて?」を使います。

魔法の言葉「ちょっと教えて?」

これ、結構使えると思うんですが、
頻繁に使うと効果が薄れてきます(笑)

人間、教えたがる性質っていうものがあるようなんです。
人が知らないことを自分が知っているという優越感みたいなものを刺激すると、気分がよくなるらしいということを何かの本で読みました。
それを利用します。

いつも「○○ちゃーん、ちょっと来てー」と言っても、
「えー、今遊んでるから後でねー」とか言って、来てくれません(涙)
でも、「○○ちゃーん、ちょっと教えてくれるー?
遠くから声をかけると、「えー?なになにー?」と言って来てくれることがわかりました。

これは使える!

呼ぶときのテンションで、子供は次に何を言われるか想像します。
想像した内容によっては『おやつでもくれるのかな?』と飛んでくるときもあるけれど、
『かったるいなぁー』と思われることもある。
でも、呼ぶときに「教えて?」と言うと、
ママよりも知っていることがある、とか、
ママの役に立てると思ってくれるのか、
若干嬉しそうに来て答えてくれます。

その外にも、「なんでこんなことしたの?」と言うよりも、
ねー教えてー?これ、どうしちゃったの?」と言ったほうが、
子供も自分の事情を話しやすいようです。

ただ、子供は勘が鋭いので、ネガティブな話題に関して使い過ぎ厳禁です。
本当に子供のほうがよく知っていて、
こちらが教えてほしいことも生活の中にあるはずなので、
そういう時はどんどん使うといいと思います。

気を遣いすぎじゃない?

ここまで色々書いていると、
なんだか母親が下手に出て、
子供に気を遣いすぎているように見えるかもしれません。
でも違うんです。

私はこれを主人にもしているし、娘にもしている。
徹底して全員にしているんです。

なぜなら、自分もされたくないことだから(笑)

自分がされたくないことは、人にもやっちゃいけないよ
というのがお決まりの教えだったはず。

これを全員に対して実践している姿を、
第三者の立場に立った娘や息子、主人がちゃんと見ています。

そして、例えば娘がしつこくお兄ちゃんに話しかけようとしているのを見つけたときは、「今お兄ちゃんは本読んでるから、後にしてあげよう?」「ゲームしてるときは聞こえないよ、終わってから聞いてみたら?」と促すようにしています。
息子がパパに聞きたいことがあるときも、
「今パパは休んでいるから、後にしてあげたら?」とか、
「それ、ママでも答えられそう?」とか、
できるだけ、相手の状況を見ましょうねって仕向けるようにしています。

そうすると、少しずつ、少しずつですが、
家族も私の状況を見ながらタイミングを見て話しかけてくれます。

もちろん、そうじゃない時だってあります。
自分の心に余裕のないときは、
相手の事まで考えることができないっていうのが人間の性質ですから。
でも大事なのは、
『基本的には配慮できる』
という訓練なのかなと思うんです。

お互いのエリアを大切にできるような関係が、
家族であっても必要なんじゃないかなと、私は思います。
家族であっても、別な人間ですから、
共有したい時間やエリア、
自分のものだけにしたい時間やエリア
というのがあっても良いのかと。

結局は、全部自分のために行動している事ですから、
『相手のやめに配慮してやっている』という気持ちは一切ありませんし、
そういう気持ちは持ってしまうと、しんどくなります。
全ては自分のための行動だから続けられます。

最後まで読んでくださってありがとうございます。


◇最近、こんなテーマで書いてます◇

私が今のところ息子にほとんど反抗されずに済んでいる
子供への接し方10ヶ条

1,幼少期からパパを崇拝するように育てる
2,君ならできる、やってごらん、信じていると伝える
  失敗したら「次はいけるんじゃない?」と伝える
3,都合に合わせて子ども扱いせず、大人扱いする
4,イライラの原因を代弁する
5,「ごめーん!」と親が謝る
6,「教えて?」と親が言う
7,「ママに手伝わせて」とお願いする
8,上からものを言わないようにする
9,ヤダと言ったらすぐに「わかるー」と答える
10,「〇〇やったの?」と言わず別な言い回しを駆使する

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