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ゆとりでさとり、ど真ん中。

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雑談集。仕事の話、考えたこと、感じたこと。
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#エッセイ

雇用形態関係なく働けたのは、この会社が初めてでした

せっかく関わってくださったのであれば、その人らしさを大事にして、一緒に働いて笑いたい。 #はたらいて笑顔になれた瞬間 課題しかない「これだから派遣はイヤなんだよ!」 その言葉に私は思わずギョッとした。 以前勤めていた会社で、私が人事部に異動したてのころの話だ。 私のデスクの前で、営業チームのリーダーが苛立ちを露わにしている。聞くところによると、出勤予定の派遣社員の方が三日連続で遅刻をし、そしてとうとう無断欠勤をしてしまっているとのことだった。 当時の社内では半ば「ある

受け取る側の、考え方まで。

「日本の社会福祉の歴史は、制度や法律に合わせる形で発展をしてきた。」という内容の本を読んだ。 じゃあ他の国はどうなんだろう、と比較してみたとき、私はこの発展の仕方に日本の社会福祉の課題があるんだろうな、と思うようになった。(1,453字) ◆ スウェーデンの高齢者福祉の例を挙げる。 スウェーデンでは「家族は高齢者福祉を担う資源としては不十分なので社会が担うべき」といった考え方があり、高齢者は「社会的にケアする対象」だと考える社会的イデオロギーが強いらしい。 また、血縁や

本質的な学びってなんだろう

通信の大学に通い始めて感じることのひとつに、「本質的な学びとは何か」というものがある。 例えば英語の授業。シラバスに記載の「目指す姿」には以下のことが書いてある。 これだけ見ると「確かにそうだよな頑張ろう」と思う。 でも実際はどうだろう。 オンライン授業にて私が「スピーキング練習用にテキストの音声ファイルが欲しい」と伝えると、教授からは「自分の一存では決められないから通信教育部に確認します」と言われ、そして次の時間、もらった回答はNOだった。 「確認したのですが、教

福祉はただのツールだから。

先週の話である。 千葉にある会社のオフィスで開かれた勉強会で、私は飯田大輔さんという、とても素敵な大人の存在を知ってしまった。 斎藤幸平さんの話メイン話者は今をときめく斎藤幸平さんである。 よくぞまあこんな田舎に来てくださったなと思ったけど、当日オフィスにいた社長の熱量を見たらなんだか納得したし、それにこの会社は地元活性/改善目的の勉強会を隔月で開催していて、その履歴を見ると結構な人が登壇しているらしかった。 斎藤さんの話は主に「21世紀のコモン型社会に向けて」というテ

おともだち、ね。

以前山形の免許合宿で縁を得た子たちと、都内で再会してきた。 教習所で全くの同日入学は私を入れて2人。2日遅れでもう1人。 意外にもウマが合う3人で、全員関東圏に住んでいたこともあったから、合宿所を出る時にはすでに飲む約束をしていた。 彼らの大学生活のこと。 これまでの暮らしのこと。 普段考えていること。 これからやりたいと思っていること。 話は尽きなくて、18時集合からなんだかんだ終電ギリギリまで一緒にいた。 ちなみに2人とも私の8歳下。 もともと年齢は気にしない性質

労務のTさんが1日1スタンプを送るのは

LINEは苦手な方だった。 さすがに既読スルーをするということはなくなってきたけれど、基本的にツレや家族とも週に1-2回のやりとりだし、自分から連絡をするということ自体がそもそもない。 ところがそんな私が、この1年間毎日欠かさず、冗談抜きで365日以上LINEで連絡を取り続けている人がいる。 それが、前職でお世話になった労務のTさんである。 ◇ Tさんは研修担当だった私と連携を取ることも多くて、仕事柄か私が体調を崩したときに真っ先に異変に気づいて産業医面談を設置してく

ところで君は、何を大事に生きてるの?

唐突にある方にタイトルの質問をされた。 私は言葉に詰まってしまった。 こと「仕事の面で」というのであればそれはすぐ挙がるのだ。 量も質もスピードも、一緒に働く人が「楽しい」と思える環境づくりも、ミッションと心中する覚悟さえも。 仕事の面であれば、大事にしていることなんてものは割とすぐ挙がるのだ。 でも、趣味も家族も社会貢献もファイナンスも含めたオールライフにおいてだと、おそらく私の分人気質(相手との反復的なコミュニケーションを通じて自分の中に形成されてゆく人格)があるとこ

鷲見和紀郎展「brilliant corners」にて、自由を見る

横浜で9/25まで行われている、鷲見和紀郎さんの個展に行ってきた。 ヴェールに包まれた人1950年岐阜県生まれ、千葉県在住の美術作家。 資生堂ギャラリー、神奈川県立近代美術館、府中市美術館など、全国でも数多くの美術館やギャラリーに作品を提供している。 東京ディズニーランドの美術装飾を手がけたこともあるらしい。 実は鷲見和紀郎という人物は私が今住んでいる家の「ご近所さん」のひとりなのだけど、彼はいつも向かいの庭で黙々と仕事をしているか庭の笹垣の剪定をしているか、会えば挨拶

梶裕貴さんに自分の文章を朗読してもらうという身に余るご褒美

以前告知させていただいた内容なのですが、8/21に声優の梶裕貴さんのラジオで、無事自分の文章が朗読されました。 (「無事」というのは、私はこういう類のものに関して運がとことんなかったもんだから「朗読は3番目みたいだし時間的にカットされる可能性高い」と思って正直期待しないでいた。めっちゃしっかり読んでくださってたゴメンナサイ) で、実際に聴いたらそりゃもう月並みな感想しか言えないけど、 もう、プロってすごいよね。 のひと言に尽きました。 自分のちんちくりんの文章が、梶

踏み出したら、信じて進み続けろよ。

私は今日も、そう言ってくれた人に見てもらうつもりで仕事する。 南の島から「シュッ」2年前の冬だ。 ダイヤモンド・プリンセス号の報道がされた日、私は社長と企画チームのメンバーと一緒に沖縄にいた。 人事担当者向けの採用管理システムを引っ提げて出展イベントに参加していることも、別部署に異動したはずの私がここにいることも、社長のひと声で「シュッ」と決まるのはベンチャーあるあるだ。 来場者対応が落ち着いてきた昼ごろのことだった。 「やたら社内チャットの通知が鳴るな」と思った矢先、当

めちゃコミ1話50円で消費される女

7月。新社会人になって、そろそろ仕事に慣れてきたであろうあなたに書いている。少しばかり疲れもたまって、少しばかり刺激が欲しくて、誰かに癒されたいと思うあなたに向けて書いている。 「ずっと独身でいるつもり?」から拝借したこのタイトルは、まるで10代の私そのものだ。  「そういうもん」 男性がホテルに女性を連れ込む際に使い古された「何もしないから」というセリフがある。誰が聞いても「何もしない」というのは紛れもない嘘なのだけど、東京で働き始めたばかりの18の私はこの上なくアホ

ベテランペーパードライバー、免許合宿へ行く

山形はもっと涼しいところだと思っていた。 この2週間だけでも平均気温はずっと30℃を超えていて、「もしかしたら」と思ってキャリーケースに詰めてきたヒートテックもウルトラライトダウンも、必要ないどころかむしろ邪魔でしかなかった。 「では、Aコースを行きましょう」 「はい」 「信号左」 「はい」 「次の一時停止線を右」 「はい」 「カーブ超えたら時速30kmで」 「はい」 「森逸崎さん、運転上手いですねえ」 「いえいえ、先生方の教えのおかげです(白目)」 教官が変わる度に発

禍いだって私を作る材料だから

10年前と今で、占いに対してのスタンスが変わっていたって話。 2002年 渋谷にて「あんた大器晩成型だね。35歳以降は大金持ちだよ」 19のころ、ある占い師に言われた言葉である。 私は分かりやすく調子に乗るタイプだから、「だいぶ先だな」と思いつつも、とてもウハウハしたことを覚えている。 その後、占い師は続けてこう言った。 「でも35歳までは全てにおいて最悪だね。特に30過ぎたら訴訟事に気をつけな」 待って、禍福の「禍」、エグくない? 不安定な指針そのときは占いという

直木賞受賞した10分後には、次の小説を書いていた #今村翔吾さん

直木賞受賞の記者会見を終えたその足で、今村翔吾さんが「KIDS DOOR オンラインラーニング」というトークイベントにゲストとして登壇してくださった。 視聴していた感想は結論、やっぱり「すぐ動く・続けるって大事」ってこと。 . 「翔吾くんだって夢叶えてないじゃん」 母が「こういうのあるみたいよ」と言って紹介してくれたのが、今回のイベントだった。トークテーマは「言葉の力」。 姉から、京都の「今村組」というよさこいチーム代表者の息子さんだと聞いていた。本人も数百名在籍するダ