300.心の満たし方。
noteをはじめて2年数カ月、あまり積極的に触れてきませんでしたが、私は元引きこもりのアルコール依存症者です。もう長く飲んではいませんが、一度依存症になると、完治(普通に飲めるようになること)はありませんので、今も私はアルコール依存症者です。
アルコール依存症と私
10代の病状末期の頃は、飲んで、不特定多数の男性との関係をもち、虚しさや孤独感から逃れるためにリストカット(自殺未遂)するというパターンを繰り返していました。
飲むことによって湧き上がる
みじめさ、むなしさ、孤独感、将来への強い不安…
つらくて苦しい日常(負のループ)から抜け出せずにいました。
心のがらんどうと、ヒビ割れた花瓶
いま当時を振り返って思うことは、私は幼いころから感じていた心のがらんどうを、この【つらくて苦しい】と思うことで満たしてきた、ということ。
さらに私の心の花瓶は、ヒビ割れて(傷ついて)いて、たとえ周りの人から愛情をもらってもドンドン外へ流れ出てしまう。
依存対象がもたらしてくれる酔いですら、流れ出るため「足りない!!」「もっともっと!」と渇望するのです。
そんな生きづらい私は、どう生きたらよかったのでしょうか?
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依存症の診断をうけたのは19歳の時。
通院と自助グループ通いで断酒の基礎作りをした20代前半。
がむしゃらに働き、無我夢中で恋愛をした20代後半。
結婚、離婚を経て、たどり着いた行き止まり。
そこで私はいったん立ち止まり、自分を見つめることができる環境に身をおくことになりました。
自分を見つめることができる環境とは?
私はいま私と同じような生きづらさを抱えた人たちと暮らすシェアハウスで生活しています。
みんなとの生活を通して、日々たくさんの心の反応があります。自分の内面を点検してみると、大概が過去にあった出来事に関連して、腹がたったり不安になったりです。飲酒をしていないのに、心のなかは恨みや不安でいっぱい。
これまでも同じような反応をしてこなかったか、
学校や職場、異性、両親との関係でいつも苦しくなるパターンではないか、
なぜ苦しくなるんだろうね、
なぜ苦しいのに同じパターンをとってしまうんだろうね?
問答をとおして最近大きな気づきがありました。
それは
私はだれのせいでも、なにのせいでもなく、自分のがらんどうを満たすために恨みや不安で心を満たそうとする癖があるということです。
そして、たくさん心の傷があるということ。心の傷と向き合うことから逃げるために、心を恨みや不安でいっぱいにしてきた、ということ。
心は恨みで満たすのではなく、がらんどうのままにしておく。
自分にできることは、がらんどうのままにしておくこと。
傷を癒すための取り組みをすること。
あとは私にとっての自然体で過ごすこと。
満たし方を学び中。りみ子です(^_^)
りみ子@元引きこもり*
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