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離婚する方へ、離婚先輩からのメッセージ集

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離婚経験者40代男性です。離婚の相談相手がいない方、相談しても違う価値観を押し付けられてしまった方、離婚に動き出したが行き詰った方などなど、私の離婚経験が役に立てば幸いです。離婚…
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#離婚裁判

離婚のために弁護士を探す、相談をしに行く

離婚の協議を始めたら、あるいは始める前でも、弁護士の目星をつけておくことはしておいた方がよいと思います。協議がうまく行かなければ、あるいはうまく行きそうもなければ、離婚調停に進むことになります。弁護士のサポートは必須でしょう。また、離婚協議においても当人同士で下手な交渉をするよりは、場数を踏んだ弁護士に進めてもらった方が泥沼になりにくいうということもあるでしょう。あなたが仕事をしているとしたら、仕事の合間をぬって良い弁護士をすぐに見つけ出すのは難しいと思うのです(私の場合もそ

離婚を話し合うストレス

離婚の話を持ち出した後、話を続けていくことは双方にとってストレスです。「なんで分からないんだ」ということを何度も経験することでしょう。自分の気持ちや考えを理解しない人だから離婚をするので、それで本当はいいはずなのですが、それはやはりストレスになります。また、離婚協議が感情的にならなかったとしても、相手の持ち出す条件というものはあなたにとって理解のできない条件であったりして、どう交渉してよいかわからなくなります。それもストレスです。 その意味では、誰かに相談して自分の気持ちを

離婚裁判に進むかどうか

離婚調停でも、なかなか話がまとまらないとすると、離婚裁判に進むことを考えなければなりません。相手が離婚したくない場合、わざと話を遅らせてきます。一つ解決したと思ったら新たな論点を出したり。調停は1ヶ月程度おきに開催されますので、月日は結構経ってしまいます。調停委員が調停不成立の判断をする前に、こちらから調停の申し立てを取り下げて、裁判に進めることもできるのです。 私の場合もそのようにしたのでした。ただ、ここは判断がとても難しかったところです。離婚に至った今でも、このときの判

離婚裁判を始める

離婚裁判って、どんな感じなのでしょうか。どのように進むのでしょうか?私の経験から裁判の様子を何回かに分けてお話したいと思います。 私の場合、離婚調停を取り下げて、離婚裁判をはじめました。離婚裁判は、訴状をつくり、裁判所に提出するところから始まります。 訴状は、離婚調停で作った調停申立書と比べると、ずいぶんと法律的な文書です。申立書が口語体で書いていたと譬えるならば、訴状は文語体です。ですので、弁護士がいなければとても文章はつくれないと思います。離婚調停なら、専門文書に慣れ

離婚裁判で争う

裁判で争うなんて、自分の人生に起こるとは思ってもいなかった方が多いでしょう。でも、争わなければ、大変なことが起こることもあります。 例えば、こちらの記事。恐ろしいですよね~。 争う以上、きっちり争いましょう。 争い方は、弁護士の方と考えていただくべきと思いますが、裁判に不慣れな方も多いと思いますので、この記事では、私なりの注意点や裁判の基本的事項を説明させていただきます。 1)書面が基本 裁判というと、テレビドラマや映画のように、口頭で言い争うこと(口頭弁論)が主に

離婚裁判の2回目以降

初回の離婚裁判の様子は前の記事で説明させていただきました。 この記事では、離婚裁判の第2回以降の様子を説明します。 第2回目からは、普通の応接室のようなところで離婚裁判が行われます。横長にテーブルが置かれ、向こう側に裁判官、手前側の左側に原告側、右側に被告側が座ります。書記官は、そのどちらでもなく、テーブルの横に座ります。 まず、書記官が我々を待合室からその部屋に連れて行ってくれます。そこで、その回の裁判に提出した書類の確認がされます。以前説明したとおり、前回、こちらが

担当裁判官が替わる

ええ、そんなことってあるの?? はい。あります。これまでずっと間でやりとりをしていた担当裁判官は替わることがあります。特に、年度初めの異動の時期にです。 私の場合もそうでした。どれくらい、きちんと引き継いでおられるかは、裁判官マターでこちらにはどうしようもありません。その点も含めて、当たりハズレがあることは裁判にはつきものです。 複数の裁判官とやりとりをすることで、裁判官にもキャラクターがあるということが分かりました。比較的、原告と被告の顔を見て話をする方とそうでない方

離婚裁判、第二フェーズ

離婚裁判もある程度の主張がなされると第二フェーズに移ります。 第一フェーズの様子については、「離婚裁判を始める」と「離婚裁判の2回目以降」で述べたとおりです。このフェーズは、お互いの主張を書面で出し切るというものです。具体的には、原告側と被告側が、主張書面(準備書面といいます。)と証拠書類を交互に提出していきます。つまり、原告主張→被告反論→原告再反論→被告再々反論・・・という流れです。平行線の主張点も含め、概ね一一通りの意見が出されると第二フェーズに入ります(ここまでに半

和解のやりとり

離婚裁判では、最終判決が出る前に、何度か和解のやりとりがあります。以前の記事では、第二フェーズと第四フェーズに和解をする機会があると書きました。では、どんな様子なのでしょうか。本記事では、その様子を紹介してみます。 離婚裁判での和解は、裁判官に勧められて行われます(被告もしくは原告から言い出すケースもありえますが、直接相手に分かるように言い出してしまうと和解条件で譲歩しなければならなくなるリスクがあるので、裁判官にその旨を申し伝えておき、裁判官が和解を行うということになると