一ノ瀬リカ

バンド浮迷夜(フメイヨ)で歌を歌ってます。 コンカフェ幽浮楼にもいます カルチャーに殺されたい

一ノ瀬リカ

バンド浮迷夜(フメイヨ)で歌を歌ってます。 コンカフェ幽浮楼にもいます カルチャーに殺されたい

最近の記事

居場所

先日、突然異国に放り出される夢を見た。 そこに私を知っている人は居なくて、全ての道が初見で、今にも泣き出してしまいそうな気持ちで永遠と街を歩き回った 悪夢でもないけど、妙に居心地の悪い虚しい夢だった 人は皆居場所を探してると思う 家族、友達、恋人との関わりであったり、 飲み場、推し現場、職場、人によって様々 今ならSNSやネットが居場所になる人も沢山いるだろう どこかに関わりがあって、自分を認知している人、そうでなくても自分が息をできる場所 それが居場所になる それが

    • 知ること

      私が本を好むのは、それが性に合うだ YouTubeやアニメ、ゲームを好む人がいるのと同じように、私にとってはそれが娯楽であると感じる 単純に静かな部屋で活字を追うということに安心や心地よさを感じるからということが1番大きい これはもう個々の性格的なものであると思う 紙に触れてページをめくること、黒いインクを目でなぞること、お気に入りの栞を挟んで次の時間までワクワクを閉じ込めること、全てが楽しい 加えて、新しい物事を知ることへの学びへの欲の高さも関係しているかもしれない

      • ミスiD2022が終わった

        自分の大学のミスコンが誰になったかということでさえ、4年間興味がなかった。 そんな人間が、ミスiDというオーディションを受けた。 高校生の時から、気がつけばミスiDを知っていた。 好きだな、と思う人やその近辺の人からよくその名前を聞いていたからだろう。 YouTubeでオーディションの動画を見たり、毎年どの子がグランプリになったのかな、とチェックしていた。 長年私にとってミスiDは、テレビの向こう側に近いような、好きだけど遠い存在だった。 SNSに顔も出せなかったような卑屈

        • 邂逅アリア

          2022年2月5日 一ノ瀬リカ、東雲のぶによるセルフプロデュースアイドル、邂逅アリアの解散ライブが秋葉原で行われた。 立春が訪れてもなおまだまだ寒い、冬の夕方だった。 2人とも、これまでアイドルをやった事がなかったのに、私一ノ瀬リカによる完全セルフプロデュースアイドル。 全部が手探りだった。 カメラマンの坂本さんの写真展でたまたま同じ日に居合わせて、同じリングと同じ待ち受けだったからというだけで2人で始めたアイドル活動。 最初、私はサインなんてなかったから、先輩のアイド

          考えること

          気付いたら思考を巡らせてしまうのは、1人の時間が幼い頃から多かったせいなのか 何をするのにも頭でっかちで、行動するより先に頭で考えすぎてしまう。 そして疲れてしまう この繰り返しを何度してきただろうか。 何も考えないで本能のまま生きている人を見ると、浅はかさを感じることも時たまあるけど、正直羨ましくなる。 何もしない、という事が出来ずに、休み日も有意義に過ごさなきゃとせかせか動いてしまう 何もせず休むことに罪悪感を感じてしまう またふいに考えてしまう、どっちが幸せなん

          考えること

          手段と目的

          自分は本当に時代にそぐわない人間であると思う。 現代。 情報が溢れすぎてなんでも答えを探そうとしてしまう 答えが見つかってしまう 物が溢れすぎてて均質化されてしまう。メインカルチャーもサブカルチャーも分からない 質より量 一つのいいねにかける情熱よりいいねの数やフォロワーの数で量られてしまう。 アートとビジネス、続けていくには両方が必要であると分かっている。これは勝手な解釈だが川久保玲はコムデギャルソンを続けるためにCDGを作ったのではないかと思っている。 手っ取り早

          手段と目的

          ミスiDの30秒動画について

          9月15日、ミスiD2022が全員公開された。 勢いのままに撮って書いたので、恥ずかしくてまともに読み返してないが、 動画についてだけ少しお話ししたい。 まず歌わせてもらっているのは、トリーネレインのJust Missed the Trainだ。(本家はダニエル ブリスボアらしい) この曲を選んだのにはワケがある。 この曲は私の音楽の原点となる神様のような人、椎名林檎がまだ椎名裕美子さんであったときにオーディションで歌っていた曲である。 動画を撮るとなった時、動画編

          ミスiDの30秒動画について

          今日も気高く

          私は高校の頃から、気高く生きるということをモットーに掲げている。 気高く、とは簡単に言えば上品で気品がある様である。 私がこの言葉を掲げているのは、自分に言い聞かせているのが1番の目的かもしれない。 昔から感性や考え方、色々な点が人と違うことが多かった私は、学校のクラスのような閉鎖的な場所で孤立してしまうことが多くあった。 学校の外やネットで友達を作っていたものの、クラスにはいまひとつ馴染めていなかった。 グループ分け、なんて言葉は今でも聞くだけで胃がキリキリ痛くな

          今日も気高く

          無駄を愛するということ

          私一ノ瀬リカ、数ヶ月前に「ストイック」をやめた。 生きている意味が分からなくなったからである。 というのも、私は元々大学時代、お菓子好きもあり今より10キロほど太っており、また大した運動もせず、アニメやゲームが好き、遊びも好きという人間であった。 しかしちゃんとやることはやっていたし、周りに迷惑もかけていなかったので今思えば全然アリな生き方だと思う。しかしこれを否定し始める「ストイックな自分」がやってくる。 大学卒業後、就職1年目にしてコロナ禍で1ヶ月以上在宅になった

          無駄を愛するということ

          ミスiDを受けること

          ミスiDというオーディションをご存知だろうか。 このオーディション、知り合いに「何それ?」と聞かれると困るランキングベスト5には入るものだ。 私の語彙力では説明しきれないので公式を引用させていただくと 2012年にスタートしたミスiD。「iD」は「アイドル」と「アイデンティティ」。そして「i(私)」と「Diversity(多様性)」。 ルックス重視のミスコンとは異なり、ルックスやジャンルに捉われず、新しい時代をサバイブしていく多様な女の子のロールモデルを発掘するオーデ

          ミスiDを受けること

          そうだ、アイドルやろう③

          トントン拍子に物事が進み、 気付いたら人前で歌って踊るチャンスを手に入れた。 いくつかのアイドルグループが出るイベントでのトップバッターの15分間。 しかし私が今までやってきたのはバンドのギターボーカル。しかも大学の内輪でやっていただけのコピーバンドなので公の場で歌うのは初めてだった。もちろんファンなんていない。 全てが見よう見まね、想像だった。 それでも、頭の中でなんとなく描いてただけの絵空事が初めて形になった。 見よう見まねでも下手くそでも、ステージの上で歌って踊った

          そうだ、アイドルやろう③

          そうだ、アイドルやろう②

          アイドルやろう、 なんて意気込んでみたものはいいけれど、お客さんとしても行ったことがないアイドルの世界。何から始めていいのか全くわからない。 ただずっと、こんなアイドルになりたいというイメージだけはあった。形にする方法・道具があればすぐにできるだろうという漠然とした自信を、その時の私は持て余していた。 だめだ、このままじゃまたやりたいをやりたいのまま終わらせてしまう。 ただ今回、今までの私と違ったのは、どう思われてもいいから夢を口にすること、絶対実現すると言いまくるこ

          そうだ、アイドルやろう②

          そうだ、アイドルやろう

          夏の終わりだった。 気付いたら夏らしいこともせずに日々に追われて、24時間テレビが終わっていた。 社会人1年目。職場にも慣れてきた。 仕事はめちゃくちゃに忙しかったけど、職場の人は優しくて面白い。いい環境だった。 ただ一つ胸に引っかかっていた もうずっと人前で歌を歌っていなかった。 私はずっと歌が好きだった。小学生の頃はうるさいと隣の部屋の兄に怒られないように押し入れで弾き語りをしていた。 もっと戻ると、幼稚園の頃は祖母の家で毎週座布団を積んで立ち、リモコンを持ち、リサ

          そうだ、アイドルやろう