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アラフォーの悩み解消にムエタイを(2)キックボクシングを探していたけどムエタイにした

疾風のような蹴り

 大阪マラソンの後、今シーズンは神戸・奈良・大阪と3つも大会に出たので、いったんマラソンはひと段落として他の運動をしようかな、ということで、キックボクシングを試してみようということになりました。

 そういうわけで、大阪市内のキックボクシングジムをインターネットで探し回りました。うん、どのジムに通っても楽しめそうです。それだけに、探せば探すほど決まらなくなってきた!選択肢が多すぎて決められないという定番の深みにはまりました。

 そんなある日。最近よく仕事で出入りしていた場所のすぐ近くに、ムエタイジムの大きな看板があるのを偶然発見しました。ムエタイはちょっと珍しいな!と食いつきました。

 中をのぞいてみました。その日は土曜日の夕方。オフィス街なので土曜日の方がお客さんは少ないようです。タイ人トレーナーらしき男性がサンドバッグに疾風のような蹴りを放っています。

ズパァァン!

 えげつないほどの鮮やかな音が鳴っているのを聞き、入るのをためらいました。

異文化交流

 最初はそんな感じだったのですが、後日体験レッスンを受けて、入会することにしました。

 なぜキックボクシングを探していたのにムエタイにしたのか?一番の理由はトレーナーが本場・タイの人たちだからです。

 一般的に南の国には陽気な人が多いと言われていますが、タイ人トレーナーも明るい人が多いです。日本語は日本に移住して長い人は完全に通じますが、日が浅い人はまだほとんど話せません。

 でも案外、そこが面白いです。

 トレーニングの指導を受ける分には、身ぶりを交えればそれほど不自由はありません。たまにミット打ちでトレーナーの指示を間違えて、トレーナーが防御していない所に攻撃してしまったりしますが…。
(そこはプロなので上手くかわします)

 またある意味では、変に気を遣った言い回しができない分、かえって良いような気もします。私は身体が固くて回し蹴りでひざが曲がってしまうのですが、

「身体、固いねー。」

 とトレーナーにズバリ言われ、エアロバイクのサドルに足首を載せて脚を上げる為のトレーニングを指導してもらいました。

 仕事から離れた場所では、そんな素朴なコミュニケーションでも良いんじゃないか。そう思っています。

(続く)