
カラダに意識を向けるとスッキリした感じがする理由
5分でできるストレスケアを実験中です。今日は、どうしてカラダに意識を向けるとスッキリした感じが得られるのか?得られない時の注意点を書いておこうと思います。
今は4月29日22:34
投稿はこんな時間になりました。
明日、思い出した時にでも試してリフレッシュのヒントにしてもらえたら嬉しいです。
まずは、ストレスケアのやり方を音声で投稿した記事を。
椅子に座ってやってみました^^
立位で行ってみました^^
カラダに意識を向けた時に脳で起きていること
脳のネットワークの切り替えが起きていると言われています。

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
脳の消費エネルギーの大部分は、このデフォルト・モード・ネットワークで使われます。
無意識の時でも身体機能を保てるように、私たちがぼんやりしているときでも活動を止めず、いわばアイドリング状態です。
ですから内向きに思考がさまよっている時の状態で、マインドワンダリングと呼ばれる「心ここにあらず」の時に働いています。
うつ病の方に多い反芻思考(「こうすればよかった」というぐるぐる思考)とも関係していると考えられています。
セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)
なにかを意識的に行うときは、セントラル・エグゼクティブ・ネットワークが働きます。
「地図を見ながら歩く」「お年寄りに席を譲る」など、事柄がなんであれ、人が意図して思考しているときに活発化する部分です。
サリエンスネットワーク(SN)
サリエンスネットワークは、デフォルト・モード・ネットワークとセントラル・エグゼクティブ・ネットワークを切り替える役割ではないかと、近年研究が進んでいる部分です。
MRI画像で見ると、活性化している部位の変化がわかります。

SNを通って切り換わる
つまり、「ぐるぐる思考」から一足飛びに「集中モード」に切り替わることはない。
カラダに意識を向けて、ただその状態を観察する、感覚(床や靴の中敷きに触れているか浮いているか、など)を味わうことで、脳の使われ方が切り替わる。
SNを通ってCENに切り替わることで、DMNで疲れた脳の疲労が軽減されるのでスッキリした感じが得られる。
ここで注意することは2点
床や中敷きに足が触れているなぁ…浮いているなぁ…と感じるだけでよい「全体が触れている方がよい」「今の自分はかかとが浮いているから、しっかりとつけないとダメだ」といった評価をしてしまいそうになったら、思考ストップ!
カラダの感覚に意識を向けていて、もしも気分が悪くなったり、イヤなことを思い出したりしたら…「大丈夫、大丈夫、いま私は安全です」と自分に声をかけながら、ゆっくりと意識を目に見える何かに集中させる。(カラダに意識を向けることを一旦やめる)
【応用編】歩いたり、食べたり
歩く時にも足裏の感覚に注目してみるだけでも、スッキリした感じが得られることが多い。例えば、こんな感じだ。
今、右足のかかとをついた
↓
指の付け根で地面を蹴っている。
↓
左足の・・・
食べる時には、手の感覚や目で見える物、香り、咀嚼する音などに意識を向けてみると面白い。きっといつもよりも味わい深い食事になることだろう。
来週の金曜日も「カラダに意識を向けてリフレッシュ!」実験を行いますので、よかったら一緒にやってみましょう♪
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。
よいGWをお過ごしくださいませ~♪
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