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「新しい刺激」は自分から積極的に「受けに行かない」となかなか受けることが出来ない(連続投稿704日目)。

 仏教の言葉で「諸行無常」と言う言葉がある。こちら乱暴に自分の解釈で意味を述べると「万物は流転し、ずっと同じままで留まる物は存在し無い」と言う感じになる。「万物は流転する」とギリシャ時代のヘラクレイトスも言っていたそうだが、結局みんな同じことを感じているわけで、そう考えると「同じことの繰り返しのように見える昨日と今日」とかも「実は全然違った別のものだ」というのは紛れもない事実なのだろう。

 だが脳ってなるべくエネルギーを使いたくないので、1度でも見たことのあるものを見せると、我々に「脳内の記憶の映像のほう」を見せてしまって今の「前とちょっと変わった本当の姿」を認識させないようにさせてしまう場合が多いらしい。なるほど、こうやって「パートナーが髪型を変えたことに気が付かない」とか、そういう致命的なミスを我々は起こすんですねえ。

 まあでも、さすがの脳さんも「今までに一度も行ったことの無いところ」に行ったりすると、そもそも記憶自体が存在し無いので、事実そのままを認識させる事しか出来ない。そこで怠け者の脳さんに刺激を与えて、無理やり働いて貰う事ができる可能性が広がるわけだ。

 そんな事を考えながら僕はなるべくランチには「過去に行ったことの無い店」に行くようにしているのだが、今日は「行ったことの無いスーパー」にわざわざ車で行ってみた。いや〜、想像以上に刺激を受けた。「こんな物売っているのか〜」とか「これがこの値段って安くないですか奥さん」とか。

 こうして少しずつでも自分から「新しい刺激」を受けに行くようにはして行きたい。何でも「賢者は変化を好み、愚者は現状維持を好む」と言う言葉もあるのだそう。確かに脳は変化を嫌うのだが、世の中の万物が全て刻々と変化している以上、その中で現状維持を求めるというのは、ある意味「ファンタジーを追い求めている」事になってしまう。

 ここはもう「世の中もどんどん変化して行くのだから、自分もどんどん柔軟に変わっていこう」と思ったほうが、自然な生き方なんじゃないのかな、なんて思う。という訳で僕はこれからもなるべく自分から「新しい刺激」を受ける体制で毎日を過ごして行きたいな、なんて思っているんである。TRY SOMETHING NEW!!!

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