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BLACK SABBATH、凄く好きでした。

 我々昭和の若者は若い頃楽器を始めるとだいたいハードロック、まあ日本の若者だと大多数はディープ・パープル、その一部が(もっと年配の皆さんだと日本でもこちらの方が多い、そして外国はどうやらこちらのほうが圧倒的に多いらしい)レッド・ツェッペリン、そして更に少数派が(外国は結構多く、下手するとパープルよりも多いらしい)ブラック・サバスにハマった。

 僕は個人的に、テンポが早くてイケイケな曲よりも、ピンク・フロイドやドアーズのようにある程度ゆったりした曲のほうが好みだったので(まあサンタナが好きなのは矛盾しているんだが)、当然の流れで中学生当時ブラック・サバスにどっぷりハマった。パープルはギターとキーボードが両方ともいるのでベーシストはそんなに勝手な事は出来ない。ツェッペリンはまあジョン・ポール・ジョーンズはそれなりに自由なベースを弾いているのでその面は大好きだったのだが、サバスのギーザー・バトラーはもう本当「ジャズかよ」と思うようなあり得ないほどの超自由なラインを弾いていて、そこが大好きであった(実はサバスはもともとジ・アースと言う冴えない名前のジャズバンドだったらしい)。

 そしてサバスの曲の中で僕の一番のお気に入りの1つは「悪魔のしるし」(原題Symptom of the Universe)と言う曲。オジー・オズボーンにしては歌もかなり高いキーでずっと頑張っているし、トニー・アイオミのリフも変わっているし、何と言ってもビル・ワードのドラムがメチャメチャかっこいい。この曲を初めて聞いた時も僕は「ドラム、ジャズかよ」と思ったような気がする。う〜ん、ベーシスト(僕はベーシストです)って結局自分と一番利害関係のあるドラマーに耳が行くのですなあ。ディオサバスも嫌いでは無いのですが、2枚ぐらいしたらビル・ワードが辞めてしまい(ジャズ感がほぼ必要ない音楽性に変わってしまったのでお辞めになる気持ちもわかる)、僕もあまり聴かなくなってしまった。と言うわけで今日のNOTEは「僕がブラック・サバスを好きだったのは、ハードロックではこのバンドにしか無い、謎のジャズ感が好きだったのだな」と言う理由を今更ながら理解した、と言う話でした。今日は精神世界全く関係なくてすいません。完全に写真からインスパイアされたnoteでした。

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