「自分を愛せる人」は「他人も愛せる人」でもある可能性が高い。

 こちら、逆を考えると少し怖くて「自分を嫌ってしまっている人」ってやっぱり「他人」だとか「世の中」だとかにもネガティブな感情を持ちやすい気がする。「自分大好き〜」と言うオーラの人が「今の政府の批判」を熱弁している絵面とか「誰かの悪口」を延々と喋っている図とかは正直あまり想像できない。

 まあ僕のように「ようやく自分を無条件に愛せるようになって来つつあるかな〜」ぐらいの段階の人だと、まだまだ「他人を無条件に愛せるところ」にまでは到達できない場合も多い。まあこの辺は「この人は発展途上の人なのだな」と思ってもらえると嬉しいなあ、なんて思っている。

 ちなみによく「自分は世界の全てであり、世界の全ては自分である」みたいな考え方を唱えるかたがいらっしゃるが、確かに「自分を愛せる人」は「自分以外の事も愛せる」。そして残念ながら「自分を嫌っている人」は「自分以外の全ても嫌ってしまう」場合が多い。そう考えると確かに「自分は世界の全てであり、世界の全ては自分なのかもしれない」。

 自分がこの世からいなくなる時、少なくとも僕にとっては世界も無くなってしまう。遠い記憶過ぎて全く憶えてはいないが、この世に自分が生を受けた時。少なくとも僕にとってはその時点でこの世界が始まっている。と考えると「自分は世界の全てであり、世界の全ては僕自身なのかもしれないな〜」なんて最近何となく分かってきたような気になっている。こんな抽象的な事をあれこれ考える夜もまた情緒があって良いな〜、なんて平和な事を思っている今日この頃なんである。

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