地球戦隊ファイブマン、第31話「あぶない母」
※以下、1990年9月28日の放送回です📺
虚像…。幻…。幻覚…。
ただ、その作り出された創造物に温かさがあったら…。
きっと、人は当時の思い出に浸る事ができ、ひとときの幸せをも感じる事ができるであろう。
夢で銀帝軍ゾーンから逃げ惑う母の姿を観たレミ。
そして、夢で見た場所で母に会う。
「レミ…!あなたがレミなの!?」
母の手から感じたレミに残された母の”温かさ”。
その温かさは学たちにも、当時の思い出を蘇らせる。
学が発した「会いたかったです…!」の言葉からは、母にようやく会えた感情が先走っている様子も感じる事ができた。
ただ、そんなみどりの姿はタヌキツネギンが作った幻…。
今、ファイブマンとしてゾーンと闘っている事を母に必死に見せようとする学たち。
しかし、彼らが放ったファイブラスターは敵に当たらず通り過ぎてしまう…。
学が感じた違和感。
奇しくもそれは合致する。
アーサーが出したアースウェーブによって、幻は消滅。
母の姿もレミの目の前から消えてしまう。
今話のキーワードは「温もり」
レミはタヌキツネギンが出す電波の発信源へ急ぎ、彼を見つけ出す。
「タヌキツネギン!絶対に許さない!」
自分と兄弟の思い出を貶された怒りはレミの拳と脚に乗り移る。
そして、新必殺スーパーファイブボールでタヌキツネギンを撃破する。
タヌキツネギンが出した幻はリアリズム。
ただ、母に触れた時の温もりは、学やレミにも確かに感じる事ができていた。
その温もりは、母みどりの”愛”そして”学たちへの想い”。
子を想い、愛しているから。
その想いもタヌキツネギンが出すリアリズムの形になった。
だからこそ、父と母が生存している可能性を感じられた…。
今話の心に刻みたいセリフは、そんな可能性を示唆できた場面を切り取らせて頂いた。
フィルムがいつ・何処で撮られた物か分からなかった事に肩を落としたレミ。
そんなレミに対する兄弟の優しさは、きっと父と母の彼らを思う愛情が形になっているように感じられた。
フィルムを通して母が伝えたかった学たちへの想いと同じように。
◯Another talk
親の愛はどんな形でも伝えられる事ができます。
心配に思う気持ち、手紙、LINEやメールなど。
愛の形にはたくさんの種類があります。
だからこそ、伝えられる愛の種類もたくさんあります。
想うだけでも”愛の形”はあります。
思われた側が感じる心の温かさ、手を握られた時などの肌で感じる温もり、使われている漢字は同じ”温”です。
そして、想われた側からの愛の返しも同様です。
どうせなら、笑い合い・愛に溢れた温かさが溢れる世界。
私が生きている中で数分だけでも観られるかな?
そんな願いを込めて、今回はこの辺で👋
※最後は今話に出てきたタヌキツネギンの面白い攻撃の画像を載せて終わりにします😊
ではでは、長くなりました👋💦笑