あなたは、”可能性”を信じることができますか?
以前の記事で紹介した通り、僕はサッカー選手のケイスケホンダこと、本田圭佑選手をとても尊敬している。
この記事でも書いたが、基本的に尊敬する人というのは自分の持っていない何かしらの魅力を持っているからこそ、その人を尊敬するという気持ちになると考えている。
もちろん小さい頃からサッカー選手になることを目指してきて、自分が小さい頃にケイスケホンダはサッカー選手として活躍していたということも僕が彼を尊敬している理由の一つではある。
しかし、僕が彼を尊敬しているのはただサッカーが上手いという理由だけではない。
多くの人は彼の魅力を、「カリスマ性がある」とか、「気が強い」とか、「結果を出し続ける」といった類の特徴を挙げる。
そんな中で僕が彼を尊敬する理由は別のところにある。
それは、
「可能性を本気で信じているところ」
である。
これはまさにこれまでの僕の人生と今の僕に足りていない、僕が欲している特徴であり、彼を尊敬する一番の理由である。
「可能性を本気で信じる」と聞いて、どう感じるだろうか。
僕の好きな本の一つに「嫌われる勇気」という超有名人気本があり、その本の中では「可能性に生きるな」というメッセージが書かれていた。
これは、「何事も行動せずにやっていないだけでやればできるという可能性の中に生きるのをやめろ」という意味であり例を挙げると、
友達がTOEICで高得点を出したことを聞いて自分も受験して高得点を出したいと思うが、本気で取り組んで友達より低い点数だと嫌だから、勉強せず、あえて試験も受けず、「ちゃんと勉強して受ければ同じくらいの点数は取れる」と「可能性」を消さない行動を取ることで自分を保つということである。
これを聞くと、「可能性を信じる」という言葉がすごくネガティブなものに聞こえるが、ケイスケホンダの持つ魅力の「可能性を信じる」はこれとは違う。
彼は、昔から常に「日本代表としてワールドカップ優勝を目指している」と言っている。
2022年カタールワールドカップのメンバーには選出されなかったが、現在でも違う目線、違う役割として、日本代表としてのワールドカップ優勝を目指しているそうだ。
サッカーをしている第三者目線から見て、日本がワールドカップで優勝することは到底考えにくい。
これには僕だけでなく、圧倒的大多数が賛同してくれるはず。
もちろんサッカーはスポーツだから何が起こるかは試合が始まらないと分からないということは言えるし、トーナメントとなればその緊張感やプレッシャーから想像もできないことが起こる確率は高まる。
とはいえ、日本が優勝する確率はお世辞にも高いとは言えない。
(確率の話なので0とは言わないが)
しかし、ケイスケホンダは一貫してワールドカップ優勝を公言している。
そしてその可能性というものを本気で信じている。
今になって自分の人生を振り返ると、サッカー選手に本気でなりたかったらもっと出来ることがあったんじゃないかと最近ふと思う。
言い換えると、「本気で可能性を信じていたら」もしかしたらサッカー選手になれたかもしれない。
僕が現実的にサッカー選手になることが不可能だと感じ始めていたのは中学生の前半くらいからであったと記憶している。
小学校の卒業式で、将来の夢をみんなの前で言わされる行事ではサッカー選手と言った覚えがある。
だから、そこまでは言うなら、「本気で可能性を信じていた」と言えるかもしれない。
だがそれ以降、自分の所属しているチームの立ち位置や、日本全国を見た時の自分の現時点での立ち位置などを考えると、どう考えても不可能であることを悟った。
サッカー選手になっている人の多くは下部組織と言われるプロ選手養成チームに所属していたり、幼少期に少なくとも都道府県の代表選手に選ばれたりしている。
もちろんこれはマジョリティーというだけ、マイノリティー(高校や大学で才能が開花した人)もいるため、可能性を本気で信じていたら、何が起こるか分からなかったかもしれない。
この「可能性を本気で信じる」ということが幼少期の僕にはできなかったがために、その後の人生は勉強という保険を片手に持ちながらサッカーに取り組んできた。
(プロ選手を何人も輩出しているチームに所属している友人曰く、プロになる人は、人生のすべてをサッカーに捧げているそう。
人生のすべてをサッカーに捧げて、ようやくスタートラインに立つことができ、その中でも一握りがプロになれるというそういう世界であるとのこと。)
勉強はもちろん大事だが、夢を叶えるという点で考えると、僕の行動は明らかに弱いことが分かる。
「可能性を本気で信じる力」。
「可能性を信じる力」ではなく、
「可能性を本気で信じる力」。
これが、ケイスケホンダにはあって僕にはない。
だからこそ僕はケイスケホンダが好きだし、心から尊敬できる。
ケイスケホンダがサッカー日本代表の監督として、日本をワールドカップ優勝に導いてくれる日を楽しみにしている。。。
では、また。
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