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【要約】インサイト(insight) 読書記録2
インサイト(insight)
著者:ターシャ・ユーリック
2年ほど前に、一人暮らしをしている僕の家に兄から送られてきた一冊。
初めに手を付けたときはその分厚さと、英語を翻訳した感が満載の日本語が僕にとってすごく読みづらく、一度挫折したという苦い思い出のある一冊である。
挫折後、友人に貸し出していたことを思い出し、せっかくの機会にと思い、再度読み始めた。
一度挫折していることもあって、今回は重要である部分を抜粋してこの1冊の内容をザっと理解することを目標に読み進めた。
自己認識
→自分自身のことを明確に理解する力、自分とは何者であり他人からどう見られいかに世界へ適合しているかを理解する能力
という用語の解説から始まり、タイトルでもあるインサイトとは、自己認識を一つの旅と例えると、その道中で起こる「アハ体験」のようなものである、という大変わかりやすい例えでこのインサイトの重要性を学んだ。
日ごろの自分の行動や発言のすべてに対して、自分の思う自分と、他人が思う自分には大きな差があり、この他人からの視点で自分を見ることの難しさを改めて感じた。
よく日本人は「他人の目を気にしすぎている」と言われたりするが、これは誇張表現でもなんでもなく、海外経験のある人からの話を聞くと、みんなそろってこの日本人の傾向に共感している。
しかし、実際のところ周りの人は自分のことを自分が思っているほど気にしていないし、興味がない。
自分のことを一番気にしているのは自分であるということを理解している人は強い。
反芻
→ネガティブな出来事を何度も脳内で思い返して、憂鬱な気分を増長させてしまう現象
自分も「反芻」をしてしまうことは人並みにあり、その都度、考えるのをやめようと思考を断ち切るよう努めてきたが、なかなか頭から離れないことも多かった。
本書で挙げられている「反芻撃退法」は、初めは有効な撃退法とは考えられないようなものに思えたが、新たな角度からの理にかなった方法が紹介されていた。
概念的な話も多かったが、実生活ですぐに役に立つような情報も多く、学び多き一冊となった。
気になった方はぜひ。
では、また。