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高齢者に優しい避難所づくり:学生の視点から考える支援のあり方

静岡大成高校2年探究プロジェクト
著者:池ヶ谷隆杜・内藤悠太

はじめに

災害時、避難所生活を強いられる高齢者の方々が直面する様々な課題。私たちは学校という避難所で、高齢者の方々が笑顔で過ごせる環境づくりについて研究しました。

避難所の現状と課題

1. 施設面での課題

  • 体育館での雑魚寝による身体的負担

  • プライバシーが守られにくい環境

  • トイレ施設の不足と使いづらさ

    • 和式トイレ

    • 段差の存在

    • 照明の暗さ

2. 精神面での課題

  • 孤独感の増大

  • 周囲との交流機会の減少

  • 精神的ストレスの蓄積

具体的な支援策

1. 施設・設備の改善

  • 携帯トイレの備蓄数増加

  • バリアフリー対応の仮設トイレ設置

  • 衛生管理の徹底(清掃用具・消毒液の確保)

2. コミュニケーション支援

  • 高校生による積極的な声かけ

  • 交流機会の創出

  • 心理的サポートの提供

調査から見えてきたこと

静岡大成高校での備蓄状況調査やアンケート結果から、避難所における高齢者支援には「きめ細やかな配慮」が必要不可欠であることが分かりました。

おわりに

高齢者の方々が安心して過ごせる避難所づくりには、私たち若い世代からの積極的な関わりが重要です。この研究を通じて得た知見を、実際の避難所運営に活かしていきたいと考えています。

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