健康ピラミッド②(鉄分)
今回はベースのタンパク質の次に大事な「鉄分」について書いていきます。
前回の記事は↓↓↓
まず鉄分が不足するとどんな症状が出てくるのでしょうか?
●立ちくらみ、めまい、耳鳴り、偏頭痛
●イライラしやすくなる、神経過敏、些細な事が気になる
●関節の痛み、腰痛
●喉の違和感(喉が詰まる)
●冷え性、朝起きられない、疲れ
●アザができやすくなる、肌髪の劣化
●不妊、むずむず脚症候群
などになります。
更に調べていくと、鉄分不足だけでなく
「タンパク質+鉄分不足」はこの様な症状が出るそうです。
●うつ、パニック障害
●全ての慢性疾患
●リウマチ、シェーグレン症候群
●アトピー性皮膚炎、神経難病
●がん
かなり重症になってきますね、、、
タンパク質はやはり大事ですね。
鉄分の不足の指標は?
皆さんがよく血液検査で調べる「ヘモグロビン値」を指標にする事が多いです。これは血中の鉄分を示す値なのです。
しかし、この検査だけでは鉄不足かどうかは、実は分からないのです。
体内に貯蔵されている鉄の量を表す、
「フェリチン値」
をチェックしないといけないのです。
このフェリチンというのは鉄と結合しているタンパク質のひとつです。この数値が低いと
「潜在性鉄欠乏症」
と呼ばれ、上記した症状が出ると言われています。
フェリチン値は欧米などでは、100を基準にしていて、これに届かないと鉄不足という診断になります。日本人女性はどのくらいかというと、
20〜40代でフェリチン30以下の人は70%
なのだそうです。かなり低いですよね。
フェリチン30以下は重度の鉄不足なのです。
そして、鉄の重要性はこれだけではありません。
③つの重要な要素があります。
①鉄は神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミンを作る時の補因子。
うつ病が起こるのはこのセロトニン、ドーパミンの減少が一因とされています。セロトニンは心を安定させ、ノルアドレナリンはやる気をつくり、ドーパミンは快楽をつくる作用に関わります。
鉄はこうした神経伝達物質を作る際に必要になるのです。
②鉄は活性酸素を除去する。
活性酸素とは細胞を酸化させ、老化やがん、慢性疾患など、色々な病気を引き起こします。これらから身を守るための抗酸化物質カタラーゼという酵素が素早く働くために鉄はなくてはならないものになります。
③電子伝達系には鉄が不可欠。
エネルギー代謝の最終段階に鉄が必要になってきます。電子伝達系は最も大量のエネルギーを作り出すエネルギー代謝回路です。
鉄が不足していると非常に燃費の悪い体になってしまいます。
いかに鉄分が重要か分かりましたね。次回は鉄をどうやって摂ったら良いかを説明します。
最後に私自身が作ったプロテインを紹介します。
カルニチン配合(カルニチンはテストステロンを上げ、脂肪をエネルギーに換える働きがあり、脂肪燃焼に効果的です)のWPCプロテインです。
飲みやすいストロベリー味です。