詩「空白の廊下、殿下」書きました。
「空白の廊下、殿下」
涙が出ないのにコーヒーを飲んだ
(今日は何の日だったのか)
錆びた王冠が無造作に置かれているが、
何も思い出せない
いつもの廊下は静まりかえり、
愚者の笑い声だけが窓から聞こえてきた
ブロンズカラーを静かに飲むと、
日付がめくれなかった日が続いたのを思い出す
声が出ず、
デコルテに無惨が滲み、
支配され続けた廊下の夢を見た
殿下は、未だに私を咎める
貴方ほど声を出して生きられないと
玉座に蹴りを入れたくなったが
そのまま、腰を落として沈んだ
(何も、いない)
それが幸せだったはずなのに
色濃い赤なんて捨ててしまうのを
望んだはずだったのに
無機質な玉座に、声をかけた
いつかは豆を買ってきて
貴方好みのコーヒーを飲ませてあげるから
(だから、戻ってきて)
見えない殿下が、小さく微笑んだ気がした
2024. 8.14 更新
<あとがき>
みゆと申します。
詩をご覧いただき、ありがとうございます。
この詩は、以前投稿した詩の
「二人の玉座」と連動しています。
時系列で言うと、今回投稿した詩の
「空白の廊下、殿下」が先になります。
「二人の玉座」は、
こちらからご覧いただけます。↓
なぜ「空白の廊下、殿下」を
先に投稿しなかったのかというと、
この詩を別の投稿サイトに応募しようと
思っていたからでした。
ただ、他の詩と連動している詩であるため
趣旨がわかりづらいと思い、
悩んだ末に応募候補からは外しました。
応募をあまり意識しすぎると
私の場合グダグダな詩になりがちなので、
表現は拙いながらも妥協しない表現を
突き進んでいきたいです。
…てか、
いつもよりめっちゃ真面目で、
なんかすみませんでした。
お詫びいたします。←※お詫びは要らんて
(※↑ここでフザけたら流れがおかしいやろが)
最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
今日は詩と向き合っていたので
しんみりさせられることが多く、
フザける気持ちがナニと共にしぼんでしまいました。←※は?
(※↑お前、もしやアレがついてるん?)
(↑※いいえ、ついていません。一応)
(※結局しっかりフザけてるやないか)
それでは、また書きます。
お付き合いいただき、
ありがとうございました。
…正直に言いますと、
詩から抜粋して○ネタを作るのは
さすがに気が引けたため、
本日は珍しく、
いつものシモはお休みさせていただきます。
(※↑そんな文言聞いたことねえわ)
…でも本当はさ、
めっっちゃ、
言いたいねんで? ←※おい
(※明日からは、おそらくシモを復帰します。)
みゆ