最近の記事
Vol.4 「24 bars to kill」 Ski Beatz, Anarchy, Rino Latina II, 漢 & Maccho④
④ Maccho~ ハマの大怪獣、大暴れスタイル ~ 特徴MacchoはAnarchy同様、声が強いです。 そして、ものすごくパワフルなラップをするので、韻を横に置いておいてもラップをカッコよく聴かせることができます。 Anarchy同様、シンプルな脚韻は多いのですが、突如長い韻を踏んだり、同じ韻を連打したりとスタイルは変幻自在です。 また、その発声の強さゆえに強引に韻を生み出すこともしているのでは、という箇所がありました。 ハマの大怪獣Macchoの所属するグルー
Vol.4 「24 bars to kill」 Ski Beatz, Anarchy, Rino Latina II, 漢 & Maccho③
③漢 a.k.a. gami~ 一筋縄ではいかない新宿スタイル ~ 特徴漢は言葉数が多く、前の2人と違って分かりやすい脚韻を使わないので、韻の解剖という面では非常に難儀しました。 トレードマークの頭韻を中心としながらも、たたみかけるラップの中に、1音のイントネーションでグルーヴを作っていったりするので、聴く側に「ここで踏んでいる」という安易な理解を与えません。つまり、掴みどころがないんです。 新宿スタイル漢は長年新宿の裏社会を生き抜いており、ストリートビジネスにも精通し
Vol.4 「24 bars to kill」 Ski Beatz, Anarchy, Rino Latina II, 漢 & Maccho②
② Rino Latina II~ お客を頷かせる料理人スタイル ~ 特徴Rino Latina IIは日本語ラップ黎明期のグループ「Lamp eye」や「雷」のメンバーであり、リリックにもあるとおり、まさに日本語ラップシーンにおいて「革命前夜を知る生き証人」であります。 そんなベテランの彼のラップは分かりやすさを重視しながらも、バリエーションを持った韻のスタイルを披露してくれます。 鳥居亭PV中では料理するRinoの姿が登場しますが、彼は白金高輪で「鳥居亭」という焼き