解体韻書 vol.8 ラッパ我リヤ「Do The GARIYA Thing」
第8回目は日本語ラップのクラシックである、ラッパ我リヤの「Do The GARIYA Thing」です。(2000年リリース)
【概要】
hook ⇒ Q(20小節)⇒ hook ⇒ 山田マン(20小節)⇒ hook ⇒ 山田マン(8小節)⇒ Q(12小節)⇒ hook
BPM:約100
【VERSE】
怒涛の韻と言った感じですが、ほかのラッパーだったら2つでやめちゃうところを、「プラスもう1個踏めるだろ!」という勢いが感じられます。
20小節を2小節1セットとした場合、同じ韻で3つ以上踏んでいる2小節が7つありました。
韻を踏まないと殺される状況でリリックを書いてるのか、というくらい韻へのこだわりが凄まじいです。
特に、11~14小節では、"iaeu"で9個踏んでいますし、15~16小節では「攻撃は最大の防御」と「上出来な書き出しの冒頭」で13文字踏んでいます。
冒頭4小節では、"aaai"で10個踏んでいます。
色を塗ると分かりますが、韻でない部分の方が少ないですね。
やっぱりQは3回は踏もうという意識がありそうですね。
12小節中3回踏む韻は、6個登場しています。
個人的に、
47都道府県に特別 DOPENESSな毒舌届くぜ
はめちゃくちゃ好きな韻です。高校生の時初めて聞きましたが、「すげえ!」となったのを今でも覚えています。
【まとめ】
もし、次回ラッパ我リヤを解剖することがあれば、
① Q=3回踏む説
② 山田マン=踏んでない部分の方が少ない説
を仮説として解剖していきたいと思います。
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