【モンキ】おぼえ書き_031 双極性障害と生きていく その4
みなさんどうも。「モンキ」です。
今回は、私が休職と職場復帰を繰り返してきた過去と、現在行っている取り組みについて書いていきます。
私の一度目の休職は、うつ状態から始まりました。
慣れない仕事から心身のバランスを崩して、病院を受診したところ、
うつ病であるとの診断が下りました。
休職してからしばらくして、抗うつ剤の効果か、体が動くようになってきました。
散歩に出かけることが出来るようになり、集中力を取り戻すようにと、プラモデル作りを始めました。
午前中は4時間ほど外を歩き、午後はずっとプラモデルを作成していました。
ガンダムのプラモデル、これがかっこいいのですよ(笑)。
私はどんどん体調が良くなっていくと感じていました。
今にしてみれば活動量が多すぎる、軽躁状態ではなかったかと思います。
実際、主治医は気分の波がある双極性障害を疑っていたそうです。
しかし、やっと調子が良くなってきたのに治療方針を変えられては困ると思い、主治医には活動量を過少報告していました。
そうして休職してから6か月が経過し、私は職場復帰を申し出ました。
職場復帰してからは特に問題もなく、これでうつ病は治ったのだと思っていました。
しかし職場復帰して2年ほど経ったころ、再び重いうつ状態となりました。
主治医からは、改めて私の家族を呼んで、過去の話を聞きたいと言われました。
双極性障害の疑いがあると。
主治医と面談した家族は、躁状態とうつ状態を繰り返すのが双極性障害だというなら、納得できることがあると話し始めました。
活動的かと思えば無気力になり、ハイテンションかと思えば落ち込み、そんな経験を幾度もしてきたというのです。
ショックでした。
自分にとっての楽しい思い出も、その時の成功体験も、
全ては躁状態によるものだったのかもしれない。
それではこれまでの私の人生はなんだったというのか。
その後、私はうつ状態が回復せずに二度目の休職に入り、一時復職したものの再度うつ状態となり、三度目の休職に入ることになります。
なぜ同じ失敗を繰り返しているのか。
それは、自分が双極性障害であるということを、受け入れてこなかったせいではないかと思います。
苦しいうつ状態から抜け出せるならば、早く躁状態がきてほしいと思っていました。
調子のよかった自分、何でも出来ていた自分が返ってきてほしい。
いつまでこの無力感の中にいなければならないのだ。
このようなことを考えているようでは、双極性障害の治療が進むはずもありません。
自ら悪循環にはまりにいっているようなものです。
ではどうすればいいのか。
私は、双極性障害に関する書籍を読み、ポジティブ心理学、認知行動療法について講座を受けました。
障害に対する正しい理解と、具体的な対処法の知識が必要だと思ったからです。
そして私は現在、二つの取り組みをしています。
一つ目は、今日あった良かったことを探すこと。リワークスクール カラフル・金沢で学んだポジティブ心理学の「スリー・グッド・シングス」という取り組みです。
毎日寝る前に三つの良いことを思い出して記録しています。
今日の良いことなんてなんもねえよ、
と思うこともしばしばありますけどね(笑)。
天気が良かったとか、コーヒーで一息ついたとか、なんでもいいそうです。
幸福感と自己肯定感を上げる取り組みです。
二つ目は、寝る前に瞑想をすること。「マインドフルネス」という取り組みです。
やり方は目を閉じて深く呼吸をするだけです。ポイントは、呼吸することに意識を集中することです。
そうしていると、頭には様々な考えが浮かんできます。そのたびにその考えをよいしょと横において、また呼吸することに意識を戻します。
私は5分間、8秒で息を吐いて6秒で吸うのを繰り返しています。
緊張状態の緩和や不安の減少につながる取り組みです。
どちらも簡単にできます。
そしてこれは重要なことですが、対処法というけれどそんなことで障害が治るのなら苦労はいらないよ、とは思わないことです。
どちらもちゃんとエビデンス(科学的な根拠、実績)があります。
素直にやってみようと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、職場復帰後の現状について書こうと思っています。
現在の状態:うつ状態 気が付くと「しんどい」と口にしている