【目次とはじめにを公開】書籍『音声×AIがもたらすビジネス革命 VOICE ANALYSIS』7/2発売
こんにちは。RevComm(レブコム)PRです。
この度、代表取締役 會田の初の著書『音声×AIがもたらすビジネス革命 VOICE ANALYSIS』を2024年7月2日(火)に幻冬舎より発刊いたします。
予約開始後、発売前にもかかわらず、Amazon新着ランキング「ビジネス実用本」「企業動向」「起業」の3部門で1位となりました!(※)
本記事では書籍の内容および発刊の背景について詳しく紹介すると共に、「目次」と「はじめに」を公開いたします。
本の概要
AIの急速な普及とともに、ビジネスの世界は大きく変わり始めています。
特に、生成AIの登場により、文章や画像、音楽、動画などのコンテンツを自動生成する技術が飛躍的に進化し、ビジネスのあらゆる場面での活用が広がっています。生成AIに学習させるデータとしては、テキストや画像などがすぐに思い浮かぶかもしれません。しかし、実は有効活用できるにもかかわらず多くの企業がまだ気づいていない宝の山があります。それが、本書で紹介する「音声データ」です。
本書では、音声データの潜在的な価値と、それをAI技術で最大限に活用する方法について、具体的な事例を交えながら解説します。AI時代を勝ち抜くための戦略と実践的なノウハウを学ぶことで、企業の競争力を高める一助となるはずです。
著者 會田よりメッセージ
2017年の起業当時はまだ今ほどAIは普及していなかったものの、生成AIの登場以降、AIはカンブリア大爆発的な進化を遂げており、プライベートとビジネス両面において人々の生活に大きな変化をもたらしています。AIの本質はデータですが、企業のデータに目を向けると主に「テキスト」「画像」「音声」の3つに集約されます。このうち、メール・チャット等でやり取りされるテキスト・画像データは綺麗に整形された状態で残っていますが、音声データは残されていないのが現状です。一方、音声データは比較的容易に収集できるうえに、パーソナリティ/ニュアンス/緊急度など多くの貴重な情報が含まれており、音声データとAIを掛け合わせることで、ビジネスシーンに大きな変革をもたらすことができると考えております。
そこで2017年当初から「音声×AI」を軸としたサービス展開と研究開発を進めて参りました。2018年10月に音声解析AI電話「MiiTel」をリリースし、2024年4月現在では7万8000人を超えるユーザー、2,370社の企業にご利用頂いております。
直近の米オープンAIの「GPT-4o」や米アップルの「Apple Intelligence」の発表では、音声を活用した新技術が紹介され、音声でAIとやり取りできる時代がようやく来た!とワクワクしています。音声AIの利活用が広がる中、AIとIoTの進展と共にユーザーインターフェースもGUI(Graphical User Interface、グラフィカルユーザインタフェース)からVUI(Voice User Interface、ボイスユーザーインターフェース)にシフトしてユーザインターフェース革命も間違いなく起きます。このタイミングで「音声×AI」をテーマとした書籍を上梓できたことをとても嬉しく感じております。
本書はAI時代における音声データの価値と、音声データ活用の仕組みづくりについて解説します。企業が業務の自動化、効率化、省人化によってAI時代を勝ち抜いていくために、そして個人がAIの使い手として自らの市場価値を高めていくために、本書が一助となれば幸いです。
目次とはじめに
発刊を記念して、書籍の目次とはじめにを公開します。
目次
はじめに
第1章 作業の効率化、新たなアイデアの創出、専門技術の開放……ビジネスの世界で存在感を増す生成AI
第2章 「音声×AI」がもたらす革命─。これまで価値を見いだされてこなかった音声データを有効活用する
第3章 営業、商品開発、人材育成……「音声×AI」によって従来のビジネスシーンはこう変わる
第4章 「音声×AI」でビジネスに変革をもたらすために─。必要なのは効率的な音声データの収集・活用の仕組みづくり
第5章 これから迎えるAI全盛時代……音声データがもつ価値はますます高まっていく
おわりに
はじめに
AIの普及によってビジネスの世界が大きく変わり始めています。「近い将来、日本国内の約半分の仕事がAIに完全に取って代わられる」という野村総研とオックスフォード大学の共同研究の結果(2015年)は多くのビジネスパーソンに衝撃を与え、すでに職場では簡単な事務作業や顧客対応などは自動化されてAI活用が広がりつつあります。
さらに近年ではChatGPTに代表される生成AI(ジェネレーティブAI)の登場によって、文章や画像、音楽、動画などのコンテンツづくりすらもAIが担うことができるようになりました。生成AIとは事前に学習したデータを基に、人間の手を介さず自動でコンテンツを生成する人工知能であり、生成AIを活用することでこれまで以上に業務効率や生産性を向上させることが可能になるのです。
生成AIに学習させるデータとしてはテキストや画像はすぐに思い浮かぶかもしれませんが、実は有効活用できるにもかかわらずほとんど活用されずに眠ってしまっているものとして「音声データ」があります。
音声データは比較的簡単に収集することができるうえに、膨大な情報が含まれています。AIに学習させるにはうってつけのデータなのですが、多くの人にとっては何かあったときのために残しているただの記録にしかなっておらず、活用にまで至っていません。
私は現在、音声解析AIの会社を経営しています。2017年の起業当時はまだ今ほどAIは普及していなかったものの、2018年10月には電話営業を可視化する人工知能ソフトウェア『MiiTel』をリリースし、2024年4月現在では7万8000人を超えるユーザー、2370社の企業に利用されています。
私は、情報の宝庫である音声データとAIを掛け合わせることで、ビジネスシーンに大きな変革をもたらすことができると考えています。
例えば、電話で話した際に手入力で記録を残している場合、話した内容を細かく記載するのは労力がかかり、多くの場合単純作業のため時間の無駄です。また、相手がどのような温度感やニュアンスだったのかなどを細かく文字にすることは非常に困難です。
そこで音声データをAIに解析させます。すると話し方の特徴を分析・可視化できたり、どのような話をした際に相手が反応を示したのかが分かったりと、自分で手間暇をかけてまとめたり分析をしたりしなくても、音声データとAIの力でコミュニケーションを最適化させることができるのです。
ほかにも、自動で商談や社内会議などを文字起こし・要約して議事録を作成するだけでなく、話した内容をトピックごとに分けて、感情の変遷なども併せて共有することで、自分の工数を掛けずに正確な情報を伝達できるようになります。これにより、メモを取る時間や内容を振り返る時間が短縮されて生産性が向上し、商談や会議に集中できるため議論の質も高まります。また情報共有される側の視点では、より精緻に内容把握できるため、ミスコミュニケーションが減ります。
このような活用事例はまだ少なく、音声データの価値に気づいている企業も少数です。未活用のまま垂れ流しになっている音声データの収集と活用の仕組みを構築することが、AIを当たり前に使う時代を勝ち抜いていくための重要な戦略になるのです。
本書はAI時代における音声データの価値と、音声データ活用の仕組みづくりについて解説します。企業が業務の自動化、効率化、省人化によってAI時代を勝ち抜いていくために、そして、個人がAIの使い手として自らの市場価値を高めていくために、本書が一助となれば幸いです。
書籍情報
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお手にとっていただけますと幸いです。
※Amazon新着ランキング売れ筋ランキング「ビジネス実用本」「企業動向」「起業」 第1位(2024年6月22日調べ)
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