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【簡単あらすじ】化学探偵Mr.キュリー(微ネタバレ)【喜多喜久/中公文庫】

大学構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、
教授の髪の毛が突然燃える人体発火、
ホメオパシーでの画期的な癌治療、
クロロホルムを使った暴行事件、など

大学で日々起こる不可思議な事件に、大学随一の秀才沖野晴彦准教授と、社会人二週目の大学庶務課所属、七瀬舞衣が挑む。



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『はじめに』
季節が変わり、読書の秋ではないですが、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいた本の感想を書こうと思います。
このレビューを読んだことで、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたいのですが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』がありますので、その点にご注意ください。

受け身ではダメだ。
自分で積極的に仕事を探し、働くことそのものを楽しくしよう!と意気込む、新人庶務課所属七瀬舞衣

配属二週目にそんな気持ちになっていた彼女の元に、上司である猫柳課長から、『庶務課の今年度の目標の一つである学生のモラル向上対策の実施を達成するため、「モラル向上委員」である理学部化学科沖野晴彦准教授と取組むように』という唐突な任命をされ、七瀬はそれを受けることになります。

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このことをきっかけに、(一部で)Mr.キュリーと呼ばれている沖野と七瀬は、コンビのような形で、大学関係の問題(厄介ごと・時々七瀬の身内の問題)を解決するために動きまわることになります。

主要登場人物である沖野と七瀬だけでなく、第二話から登場する医師の立花、第五話に登場のアイドル美間坂剣也など、魅力的なキャラクターが多くいますので、こういったところも長期シリーズになっている理由だと思います。

大学教授が科学を使い事件を解決する、という作品になると、どうしても某ガ〇レオシリーズを思い出してしまう方が、私を含め、多いと思います。

ただ、このシリーズでは、七瀬の沖野の扱い方がどんどん親密に(気軽に)なっていったり、話のオチが色々だったりと、ガリ〇オシリーズよりも、もっと軽く読み進めることが出来ます。

また、題名に「化学」と命名されてはいますが、強めの専門知識はそれほど登場しないため、私のようなド文系人間でも楽しめるところもおススメです。



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P206 - 人財教育/人事労務コンサルタント -
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