【ミステリ小説/作家】#2021年のおすすめ小説
今日は大みそかということで、2021年の小説レビューをまとめるのも良いかと思い記述しております。
◇【湊かなえ】さん
「リバース」ーーー
「白ゆき姫殺人事件」ーーー
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昨年までは、伊坂幸太郎さん、東野圭吾さんなど、ある意味王道と呼ばれる方の作品を中心に楽しんできたのですが、今年は「今まで読んだことの無い方を中心に読もう!」と思い立ち、誰から読めば良いかを聞いた同僚からおススメされた方が、湊かなえさんです。
その同僚は、小説だけでなくドラマ等の映像も好きな人で、両方面白いから、是非とも湊かなえさんは見るべきと言ってきました。まあ、私は映像を見てはいませんが(笑)。
ただ、小説だけを読んでも、「これを映像化したら人気が出るだろう」と思わせるような構成で、とても面白い作品が多かったです。
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◇【日部星花】さん。【阿津川辰海】さん。
このお二人は、今までのミステリ小説の枠を超える、ミステリの枠を広げてくれた方です。
ミステリ小説は、「(殺人)事件発生⇒主人公等登場⇒ 解決まで障害発生&解消⇒解決」という、ある程度予定調和なところがあります。
当然その流れも面白いのですが、これを続けてしまうと(外部の方からは)マンネリと言われる可能性が高いです。
ですので、ミステリ界を活性化させるには、新しい血(視点・解釈等)が必要なのですが、それに当てはまる作品が次の二つです。
「袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる」ーーー
「名探偵は嘘をつかない」ーーー
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上記お二方の作品を読んでからは、「表紙が若者向き(私のようなおじさんが手に取りづらい)作品」でも、積極的に購入&読むようになりました。
「呪い」「転生」等、おじさんにとっては「今どきすぎる。受け入れにくい」と思うテーマでも、作者がきっちり調理すれば、新しい分野を開拓出来ることを気づかせてくれた二作品です。
「今どきの若者(の作品)は!」何て、読む前から考えてしまっては、自分で自分の楽しみを減らすようなものですね。
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また来年も上記のような方・作品に巡り合いたいので、来年は「週一回、52冊以上」は読みたいという目標でいきたいと思います。
下記マガジンで小説レビュー等をまとめておりますので、お時間ありましたらご覧ください。
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ここまでお付き合いいただきましてありがとうございます。
本年は大変お世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。