【中学/高校受験】家庭のお悩み相談室5【学科選択/普通科高校について】
私は、大学卒業後から人事労務関連業務一筋で社会人生活を送ってきたわけではなく、
「小売業・サービス業での管理職」
「学習塾での塾長」
「プロ家庭教師」 等
という経験を持つため、本業の人事労務業務を進めていますと、顧問先から、
「お子さんの育て方と学習塾」
について相談を受けることが多くあります。
その場合に私は、基本的には、お子さんと親御さんのどちらもある程度納得される塾を選ぶことが良いと答えるのですが、そのための目安のようなものについて、さらに突っ込んで質問されることが多くありました。
つまり、上記の質問や家庭の悩みというのは、一般的に・多くのお子さんや保護者の方に当てはまることなのだろうと思いましたので、シリーズ化して記述したいと思います。
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第5回は、「高校は普通科に行くべきか」について記述していきます。
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この時期になると、保護者や生徒から
「高校の普通科に行くべきですか?」
という質問を、多々受けます。
これに対する答えは大きく分けると二通りで、
1.大学進学を目指しているのであれば、まずは普通科を目指すことが無難であり、高校時代に自分にプラスの進路になる大学を頑張って探そう!
2.大学進学を考えていないのであれば、高校から「商業・工業などの」技術科に進むことも一つの手だよ!
となります。
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先日、偶然「昨年に学習塾をお手伝いした際に教えていた生徒(工業系高校進学)」に出会ったのですが、その生徒曰く、とても高校生活(授業)が楽しいとのこと。
さらに話を聞いてみると、
(もともと機械に関して興味を持っていましたが)ロボットやプログラミングの高校授業が楽しく、さらには、もっと専門的なことを学びたくなって大学も目指そうと考えている、とのことでした。
その高校には指定校推薦制度があり、興味のある大学も含まれているので、今は定期テストも頑張っているそうです。
中学生時代は勉強させるのに苦労した生徒だったのですが笑、自分の目標を持ち・目標に進んで行くのを見るのは気持ちの良いものですね。
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また、私の本業の性質上、従業員(特に新入社員)について、顧問先から相談を受けることが多いのですが、高校で技術科に進学していた新入社員はとにかく評判が良いです。
基礎が出来ている上、心構えも他の新入社員よりも出来ているのですから、評判が良いのは当然ですよね。
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私自身を振りかえると、高校は普通科で大学は「経済系学科」に進んだのですが、普通科進学で良かったと思います。
普通科だったからこそ、大学で様々な学科に進学出来るという選択肢が多かったのは、かなりのアドバンテージでした。
しかし、上記のように、今の時代は「猫も杓子も普通科」という話しでは無くなっていることは間違い無いです。
昔は、
学校で勉強し、出来るだけテストで良い点数を取り、
出来るだけ偏差値の高い高校・大学へ進学し、
出来るだけ大企業・公務員に就職し、定年まで勤めあげる。
というモデルがありましたが、これについてはほぼ崩壊していると言って良いです。
ですので、自分にあった人生モデルを模索しないといけません。
高校進学は、自分自身の人生に大きな影響がある可能性があるのですから、しっかり自分自身の考えをまとめて・自分を納得させる選択をして欲しいと思います。
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