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【簡単あらすじ】放課後ミステリクラブⅢ・動くカメの銅像事件(微ネタバレ)【知念実希人・Gurin/ライツ社】


『 銅像が…動いた?』


4年1組・重田太一は、ドッジボールでボールを取りに校庭の隅へ行くと、茂みから「頭だけ出ている」カメの銅像を見つけた。

翌朝、幼馴染の早乙女華と登校中に銅像の話になり、早乙女は「そんな銅像は見たことが無い」という。

そこで、重田と早乙女はそのまま校庭の隅に実物を見に行くと、カメの銅像は昨日とは違い「甲羅の半分」が茂みに隠れていた…

不気味に思った重田は、クラスメイトのミステリトリオに相談する。



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『はじめに』
ついに東北南部も梅雨明けが発表され、それに伴い最高気温がぐんぐん上昇し、最高気温は30度どころか35度を超えることが増えています。
私は暑さに弱いため不要不急の外出は減らしている時期ですが、エアコンを起動し、自室で飲み物を飲みながら読書をするという、絶好のシチュエーションを得られる時期が到来したとも言えます。ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

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本屋大賞ノミネート作品・放課後ミステリクラブの第三作です。
ノミネートされてから四作が発刊され、さらに、15万部も発行されている人気作品です。

知念実希人さんというと、様々な(大人向け)ミステリー作品のイメージがある人が多いと思いますが、児童向けの本シリーズも、児童向けでありながら内容はしっかり作り込まれているので、大変おススメです!

今作は、校庭の隅の「カメの銅像」が中心の作品です。

4年1組・重田太一は、カメの石像の銅像が動いている!と、クラスメイトのミス(美鈴)テ(天馬)リ(陸)トリオに相談します。

誰が・一体なんのためにカメを動かしているのか。
それとも、このカメは生きているのか…?

「ふしぎなナゾを解き明かす」という使命のため、カメの銅像の謎にミステリトリオが挑みます。

本作中には、リクガメとウミガメの違いといった生き物の知識や、ことわざを文章中に混ぜているなど、ミステリを解きながら楽しく勉強出来ること間違いなしです。

そして今作には、第一作・第二作に登場したクラスメイトや上級生が再登場します。

本作だけでも楽しめますが、一作目・二作目を読んでいるとさらに楽しくなること請け合いです。

夏休み中に、お子さんと一緒に謎解きを楽しんでは如何でしょうか?

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