音声入力とは己の滑舌との闘いなり。
音声入力は超便利だ。フリックやキーボードに手書きと、世の中に文字を入力するスタイルは数あれど速さと言う点では音声入力に適うものはない。
ガラケーが主流の時代にはケータイの文字入力が鬼のように早いギャルとかが存在したそうだが、音声入力を使えば誰でもあの平成ギャルの速筆能力を再現できるのだ。ところで筆記のスピードって速さと早さどっちなの?
しかし、音声入力はスピードに優れる反面、弱点もいくつかある。それは小刻みに推敲しながら書き進めるのには不向きという点だ。音声入力は、マイクに吹き込まれた言葉が正しかろうが誤ってようが平等に出力してゆく。
どういうことかというと、書き進めていく中で漏れる「あ、間違えた」みたいな独り言や言い出しの「えーと」みたいなジャブも分け隔てなく拾ってゆくのだ。こういった不要な言葉が入るたびにいちいち音声入力を中断して消していくと、このスタイルの自慢のはずのスピード感が失われていく。
つまり音声入力を活かせるかどうかは、いかにスムーズに自分の言いたい言葉を引き出せるかにかかっているのだ。訓練すればスピーチとか上手くなりそうね。
そしてもう一つの弱点。コレが今回の主題なのだが、発音が正確でないと上手く入力できない点だ。音声入力を使っていて気づいてしまったのだが、どうやら私は滑舌があまり良くないようだ。知らなかったわそんなの。
自分の認識ではコレ以外に聞こえないだろう!!という入力も斜め上の言葉として出力されてしまう。わざとやってんだろ💢ってくらいにアクロバティックな聞き間違えも散見されるので一端を紹介してみよう。レッツゴー!
1:直球編
まずはこれ、信州のラーメン事情を語るつもりがどんどん横道にそれていく「信州拉麺戦国時代」の原案だ。
え?
絶対"めんるい"って言ったはずなのになあ😅 信州のめんどいってなんのことだよ?オールウェイズ渋滞の国道19号のことか?主要道路のくせに1車線しかないから誰か1人が右折しようとするだけで停滞必至な欠陥国道。通称"酷道"。
2:たのしいなぞなぞ編
次は人気バンド"syrup16g"の名曲を紹介した『光のような』からです。いい曲がたくさんあるので近いうちにまた紹介したいなあ。シンプルでカッコいい日本語ロックを探しているあなたにおすすめです。
一行目から安田大サーカスのクロちゃんが登場している。最終行には嫌すぎるお土産"ギフト鬱"が出現。宇都宮市の名産なのかな。"洞下の器"ってのは民間工芸品のブランド名に使えるかも。
文章の順番も推敲の段階で変えてるので目立つ部分に絞っての解説です。
"ギフト鬱"は"聴くと鬱"。そして問題の"洞下の器"の部分。"鬱ロック"の"うつろ"部分だけが認識され"洞が出力、その後の言葉は認識されず、"として"が下になったのでしょう。そして"鬱ロック"が認識されなかったのでもう一度"うつろっく"と発音したら今度は"器"と認識されたようです。めちゃくちゃじゃねえか!?!?とは思うものの鬱ロックなんて言葉は一般的ではない、どころかただの造語。仕方ないね。
3:カオス編
最後は蓼科高原の水族館へお出かけした際の旅行記である『もっと!水族館へいこう』からです。考えるな、感じろ。
怒涛の改行!!みすゞ学園!!!そう、音声入力ってソフトによりけりではあるが"改行"って言うと本当に改行されるのだ。今回はなぜか良かれと思って"改行"って出力してくれたようだ。丁寧に3回も。
No9のような口ってどんな口なんだ。('9')こんなか?(^九^)こんなか?
ここだけの話、市販されてる水素水って実は水素の粒子が汚染されているのです。この専用アダプターを使えば水素の汚れを洗浄することができます。まだ市場に出回っていないので、ご縁のあるあなたにだけ特別に紹介します。お友達やご家族にも勧めてみてください。
遠足のお弁当にはいつも"金色の飛行機の模型"、入ってましたよね〜♪いやー懐かしいなあ。
とりあえずインパクト強いここをピックアップ。残りの正解は実際の記事から見てみてね(そしてスキを連打してね)。
結論
ねえ?これ、手で入力した方が早くない?😇