『過敏性腸症候群』と便秘の関係
今回は国民的腸疾患『過敏性腸症候群』と便秘の関係についてお話ししたいと思います。
僕は今まで治療をしていて幼稚園児から高齢者の方まで年齢層は幅広く診てきました。
お腹の不調や悩みを抱えている人は日本人の全人口の14%、約1700万人ほどいると言われています。
その多くを占めているのが、
今回の『過敏性腸症候群』です。
慢性的な腹痛や下痢、便秘などがあっても
内視鏡などの検査では異常が見つからないという厄介な病気です。
ではこの過敏性腸症候群の原因は何なのか?
原因の一つは「精神的なストレス」です。
緊張や不安、悩みや焦りなどの精神的なストレスという刺激に腸が過敏に反応してお腹の調子が崩れ、
腹痛や下痢、便秘といった
排便のシステム異常が引き起こされます。
よく緊張で胃がキリキリ痛くなる
ストレスで胃に穴があくなどと言われますが、
同じように腸もストレスが大の苦手でダメージを受けやすいんです。
以前「幸せホルモンは腸で作られる」
でお話ししたように
腸と脳は自律神経や血流による情報伝達による密接な関係があります。
そのメカニズムを考えれば、
脳がストレスを感じたら腸の機能に問題が生じるのは体にとって自然なことだと言えます。
他にも便秘と聞いたら女性というイメージがありませんか?
実際に過敏性腸症候群の男女比は約1:3で女性に多いんです。
理由は女性は男性と比べて筋力が弱く、
腸のぜんどう運動も弱くなるからと言われています。
あとは女性ホルモンが腸管の運動に関係しているのも理由の一つです。
だから生理前後にお腹の調子が悪くなる方が多いんです。
僕の患者さんもほぼ女性です。
幼稚園児とか小さい子は男の子もいますけどね。
まとめると過敏性腸症候群はストレスによるものが大半で、
女性の場合はホルモンバランスが関係しているということです。
ホルモンバランスの乱れもストレスが原因ですからね。
やっぱりストレスは体に悪いってわけです。
僕が実際に患者さんに治療しているやり方は、
ストレスによって蓄積された悪い氣を取る治療です。
ストレスによって腸だけに悪い氣があるわけではありません。
胃に悪い氣がありその影響で腸の働きが悪くなっていたり
腎臓に悪い氣があったり男性だったら前立腺、女性だったら子宮と人によって場所は違います。
『その蓄積された悪い氣を取り除き、血流を良くし内臓の働きを正常に戻します』
やっぱり内臓の働きを良くするには血液量を増やし、栄養や酸素を届けるのが大事ですからね。
お腹の痛みや下痢、便秘でお悩みの方はご相談頂ければと思います。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)