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電子メディアの弊害(その1)
突然ですが、この記事の読者が子育て中の親であれば、(あるいは、過去に子育てした人、これからする人でも)、今から育てるお子さんを、どんな青年に育てたいでしょうか? どんな大人に成長してほしいと思いますか?
① 勉強熱心で努力家。自分で朝起きて登校し、勉強に取り組むような小中学生
② 勉強嫌いで努力も嫌い。朝が苦手でなかなか起きてこない。口癖は「面倒臭い」という小中学生
大抵の人が①を選ぶのではな
IFTTTを利用して、特定の地域への出入りを自動で記録する
この記事では、IFTTT(イフト)というアプリを利用して、特定の地域に入ったり、出たりした際に、その時間をGoogle spread sheet(スプレッドシート)に自動的に記録する方法を紹介します。
他の記事でも紹介している通り、REONカウンセリングでは、客観的な指標を使って「変化」を把握します。そのためには記録が必要となりますが、できるだけ記録の手間を省きたいとも考えています。そこで、イフト
Google ロケーション履歴で外出行動の自動測定
REONカウンセリングでは、相談活動において、相談者ご本人の主観的変化(主観的満足)だけではなく、客観的変化も重視しています。それは、主観的な指標は、時に客観的指標と一致しないことがあるからです。
例えば、外に出ることが怖くて引きこもっている人が、外に出る回数が増えたとしても、「主観的な改善は感じない」と言った場合を考えてみましょう。その人に、客観的な指標の変化を示すと、「思っていたより改善して
投稿記事のコンセプト
私は、普段、精神科クリニックと私設のカウンセリングオフィスにて心理相談をしています。この領域で働き始めて20年が経過しました。普段の仕事は、当事者本人へのカウンセリングや保護者や学校の先生、企業の人事担当者へのコンサルテーションなどの相談業務が中心です。
ただ、これまで何千人の方から相談を受ける中で、全く同じ悩み相談を受けたことはありません。当然と言えば当然ですが、生き方、考え方は十人十色です。
精神科領域において、不安や気分の報告に依存することの危うさ
以前の記事で、精神科系の薬物の臨床試験の効果検証は、「ほぼ患者さんの自己報告」という点が問題だと書きました。実際には、臨床試験だけではなく普段の診察場面においても自己報告です。
患者さんが、自分の症状や身体の痛みなどを訴えるという点では、どこの診療科でも最初は自己報告なのですが、その後にレントゲンや採血など客観的判断が可能となるように検査をします。でも、精神科領域では、最初から最後まで自己報告な