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王道の刺身の盛り合わせ 猫甲州のほとばしるミネラル
自宅に帰ると食卓には刺身の盛り合わせ。スーパーで買ったもので、イカ、イワシ、真鯛、サーモン、マグロの王道を押さえたコンビネーション。そしてワクワク感を盛り上げる金目鯛!
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休肝日のつもりがお魚たちを前に今日は一杯だけ良しとする。セラーから取り出したのは三養醸造の猫ラベル、猫甲州。同社は、山梨市牧丘町のファミリーワイナリー。1933年創業、以来、自社畑をメインとした山梨のぶどうを使い、純国産の「日本ワイン」を造り続ける。社名は、宋代の詩人蘇東坡が唱えた「三養訓」に由来。「美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう」という思いを込めています。素敵な由来!
三養醸造, 猫甲州, 山梨県山梨市牧丘町, 2021, 1,980円
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山梨市牧丘町産と甲州市産の甲州品種を使用。 約2,400kgのブドウを冷却しコールドソーク(低温で果皮浸漬)。 果皮からの成分をたっぷりと果汁に移す。そのまま果皮と共に 1日だけ発酵(通常、白ワインは果汁を取ったら果皮を除いて発酵する)。樽比率 25%(新樽 7ヶ月熟成)。
香りにはライム、カボスの青い若々しくほろ苦い香り、ほのかに還元的なスモーキーなニュアンス、海水に濡れた貝殻、石灰的な香りで強く通常の甲州ワインとは一線を画す。
味わいはみずみずしくしなやかな質感。ほろ苦さはトップからワインまで走り引き締まったスマートな印象、酸味は中庸。不思議と鼻腔を海藻のような海の香りが抜ける。甲州にここまで強いミネラルを感じたのは初めて。
刺身の盛り合わせにワインを合わせる。開栓してからしばらく日が経ったこのワインは程よい酸化により発展し、ふっくらとした印象となりサーモンの力のある脂にも負けない。さすがにマグロの赤身のフレーバー、鉄分にはワインが押されてしまう。それでも喧嘩せず盛り合わせの全てを魚をカバーする全方位外交ワイン。イカを噛むと広がる粘度のある甘みに相性良し。そしてイワシの青魚特有の少々ワイルドな磯の香りにもしっかり寄り添う。圧巻は真鯛との相性。やや淡白で上品な脂にワインが寄り添い、鯛の甘みを引き立てる。相性: ★★★★☆
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