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鳴門鯛焼本舗の天然もの 鳴門金時いも餡にシチリア島干しブドウワインがシンクロ率マックス

友人との飲みの帰り、まだそこまで遅くなかったので鳴門鯛焼本舗のシャッターが空いていた。鳴門鯛焼本舗は明治から一丁焼きにこだわる。一匹の型で一つずつ焼いていく”天然もの”。これに対し、一度に5、6匹焼くのは養殖ものと呼ばれる。北は仙台、南は熊本まで全国展開し、関東には30店舗ほどを構える。

閉店前に駆け込み、十勝産あずき、鳴門金時いも、プレミアムカスタードの3種を購入。

ちなみに11月11日よりエアロスミスとの期間限定コラボ、“りんご餡”たい焼きを販売している。ヴォーカルのスティーヴン・タイラーは大の鯛焼き好きでライブ前に10個を平らげたエピソードを持つ。なお、私が買ったときはキャンペーン前だった。

鯛焼きを抱えて帰宅するも、睡魔に勝てず鯛焼きは翌日の楽しみとした。食べる前にトースターで軽く温めてからお皿へ。セラーから南仏バニュルスのワインを取り出す。あずきに合わせたのは黒ブドウで造られた珍しいデザート赤ワイン。鳴門金時いもとプレミアムカスタードにはイタリア シチリア島の干しブドウから造られるデザートワインを。


M.シャプティエ, ビラ, オー バニュルス, リマージュ, 2020 500ml, 2,163円
M. Chapoutier, Rimage, Banyuls

香りにはローストを伴う香、ダークチョコレート、プルーンやレーズンのドライフルーツ甲殻類、鼻に刺さるようなアルコール香、微かにドライローズ。
味わいには凝縮感強くアルコールも強く、突き進むような果実味、喉にもアルコールが残るような感覚、ジャミーでまったりと熱いタッチ、歯にもびったりと残るような感覚。

十勝産あずきにワインを合わせる。鯛焼きの頭と尻尾は生地多め。真ん中はたっぷりの餡。クラシックな甘さをしっかりと出したあんこ。ワインのヘビーな重さ、甘さ、強いアルコールがこのクラシックなスタイルの餡をしっかり受け止める。やはり餡にはバニュルス。相性: ★★★★☆

続いてシチリア島のデザートワインに。

カンティーネ・コローシ, コローシ, パッシート, イタリア, シチリア, 2017, 13%, 2,277円(500ml)
Cantine Colosi, Colosi Passito, Sicila, Italy

香りにはアプリコットリキュールに黄色い花のフレーバー、ほのかにハーブ香。ドライフルーツのように酸味が抜けてリッチな甘さ、鼻腔を抜ける潮香のようなタッチが爽やか。フェリシティで購入。

鳴門金時いもに。
芋の甘さのあとにほんのりとほろ苦さあり複雑な風味で奥深いたい焼き。餡には芋の紫色の皮がポツリポツリ。これが素朴な土のニュアンスや微かな苦味を与えていて餡に深みが加わる。ワインのアプリコットフレーバー、そして何より干しブドウの深みのある甘み、微かなほろ苦さとシンクロ率マックス!相性: ★★★★★

プレミアムカスタードに。甘みのしっかりしたトロリとした王道のカスタード。ワインの甘さが重なり口内に甘美な世界が広がる。ただ、やや重たい甘さの余韻に。相性: ★★★☆☆

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