たこ焼きの残りは揚げたこ焼きに　シチリア島の土着品種ネロ・ダーヴォラのどこか垢抜けない果実味とスパイス香

数日前に作ったたこ焼き。ブルーノのホットプレートをたこ焼きプレートにして大量に作った。少々食べ飽きてしまったので味変。フライパンに油を多めに敷いて揚げ焼き。揚げたこ焼きにして甘辛のソース、そして明太マヨネーズで仕上げ。

たこ焼きにはマスカット・ベーリーAのチャーミングな果実香がピッタリ、いくらでも食べれてしまう。今回はちょっと冒険し、シチリア島の赤ワイン。土着品種のネロ・ダーヴォラ。シチリア島の黒ブドウでは最大の生産量を誇る。垢抜けない果実味にスパイス香が混じり、どこか憎めない。

クズマーノ, ディズエリ, 2020, ネロ・ダーヴォラ, イタリア, シチリア, 14%, 1,771円
Cusumano, Disueri, Sicilia, Italy

黒みを帯びたガーネット、エッジには明るめの赤紫。
香りには鼻が乾くような潮香。ブルーベリーやプラムの明るく力のある、そして樹脂香を帯びたやや垢抜けない果実香。ワインのコンディションかやや香りが立ってこない。
味わいには高めのアルコール度数に乗って力のある果実味、舌にじっとり残る荒々しいタンニン。やや尖って垢抜けない酸味。そして驚くほど長い余韻。
(89/100)(2月4日)

揚げ焼きたこ焼きにワインを合わせる。揚げ焼きの焦げ目に、ワインの乾いた果実味が驚くほど調和。ソースの甘辛にもしっくりくるワインのどこか垢抜けないが憎めない果実味。明太マヨとの絡みは期待ほどではなかったが。14%と高めのアルコール度数もB級グルメのたこ焼きの強めの風味にちょうどよくバランス。相性: ★★★★☆

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