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おだし香る明太子パスタ 24年熟成コンドリューの包容力

ファミマで購入したおだし香る明太子パスタ、450円。飲み会の帰りに小腹を満たしたくなりコンビニに寄り道したが、自宅に着くと食欲に眠気が勝ってしまい、翌日の夜ごはんに。明太ソースが中央にどんとトッピングされていて、それを混ぜて食べる。きざみのりが別添されていて、パラパラののりと一緒に食べられるのが嬉しい。

明太子パスタに合わせたのは、南フランス、ローヌ北部コンドリューの熟成酒、1999年産。24年熟成のワイン。魚卵とワインはNGとされるが、カドが取れ落ち着いた熟成酒ならば包み込んでくれそうという発想。
以前、ブルゴーニュ ジュヴレ・シャンベルタンの醸造所を訪問してすっかりファンになってしったルー・デュモンの仲田さん。仲田さんが味見をしてコストパフォーマンスに優れていると判断された古酒を瓶で買い付ける。そこにルー・デュモンの天地人のラベルで瓶詰めしてリリースするシリーズのレア・セレクション。この流通形態では造り手はシークレットだが、仲田さんのお墨付きとあって安心して古酒を楽しめるのが嬉しい。

ルー・デュモン, レア・セレクション, コンドリュー, 1999, 6,320円
LOU DUMONT, LEA SELECTION, Condrieu,

琥珀がかった落ち着いた色調。フィルター控えめか澱のためかほんの微かに濁りあり。
ドライアプリコット、アプリコットリキュールなどの円熟の果実味に、なんといっても甘美なシェリーがややはっきりと、どこかフラワリーなニュアンスはコンドリューのヴィオニエの真骨頂。24年熟成が生んだ極上のフレーバー。
豊満、円熟、で至福の果実香が鼻腔を抜ける。ほのかに蜜のような甘美なニュアンスが走る。穏やかになってもしっかろと存在する酸味が、ワインをヘタレさせず的確に芯を入れる、南仏ワインの熟成の妙の楽しみ。
(92/100)(11月26日)

おだし香る明太子パスタにワインを合わせる。プチプチの明太子の食感も楽しめて本格派。思いのほか辛味がしっかり。余韻にお出汁の風味がふんわりと、贅沢に広がる。そこでワインをひと口。明太子の魚卵特有のコク、塩気をもやさしく包み込む、カドの取れた熟成酒の包容力。なんといってもシェリーのような複雑さ、奥行きとの相性は秀逸。ワインとの相性が難しい魚卵には熟成酒が一つの答え。相性: ★★★★☆

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