![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77209628/rectangle_large_type_2_769e14433b41c56160d5fcb23ac81f42.jpg?width=1200)
揚げサバのマリネ リッチな風味のヴェルメンティーノ
さて、イタリアワイン会はしばし続く。
以下のリストのうち、③のワインに移る。
①スパークリングワイン:ベラヴィスタ フランチャコルタ・グランデ・キュヴェ・アルマ・ブリュット
Bellavista, GRANDE CUVEE ALMA BRUT, Francia corta DOCG
②白ワイン:クズマーノ インソリア 2019
Cusumano, Insolia, Sicilia IGT,Italy, 2020
③白ワイン:グラッタマッコ ビアンコ ボルゲリ ヴェルメンティーノ
Grattamacco Bianco Bolgheri Vermentino DOC,2018
④赤ワイン:テヌータ ディ トリノーロ, レ クーポレ ディ トリノーロ
Tenuta Di Trinoro, Le Cupole Di Trinoro Tenuta Di Trinoro, Toscana IGT, 2019
⑤赤ワイン:トゥア・リータ ジュスト・ディ・ノートリ
Tua Rita, Justi Di Notri, Toscana IGT 2000
⑥赤ワイン:アルド・コンテルノ バローロ ブッシア
Poderi Aldo Conterno Barolo Bussia D.O.C.G.2000
②のワインがシチリアのインソリアという品種、磯の香り漂うワインで、③のヴェルメンティーノも同様に海沿いで良く栽培される品種で風味の系統は似ているのかもしれないと思いながら一口。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77210114/picture_pc_d57cc0480a949c5402148e90cc96b0e4.jpg?width=1200)
グラッタマッコ ビアンコ ボルゲリ ヴェルメンティーノ, 約5,000円
Grattamacco Bianco Bolgheri Vermentino DOC,2018
良く熟した柑橘、洋梨、グァバなどの熟度の非常に高い果実香、ほのかに磯の香り、そしてリッチな樽香がしっかりとバランス。
風味にも厚みのある完熟の果実味、鼻腔を力強く樽香が抜け非常に長い余韻に繋がる。ヴェルメンティーノのワインはさっぱりカジュアルに楽しむものを飲んできたが、このワインはそんな過去の体験を思いっきり裏切った、もちろん良い意味で。リッチで、複雑で、奥行きあり、余韻はいつまでも続く。
トスカーナのボルゲリといえば、スーパートスカーナの産地。赤ワインばかりかと思いきやこのように白ワインも。ただ、多くはなく年産6,000本程度とロマネ・コンティと同等の希少性だ。
揚げサバのマリネをつまみ、ワインを一口。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77209583/picture_pc_12a7c5a2dbb52b7fcb8723bd08212dc4.jpg?width=1200)
リッチな果実味とビネガー、タマネギが心地よく同調、そこまで反発はしなかった一方でワインの樽香は青魚特有の風味にはなかなか合わせづらい。樽の効いたワインはグリルやクリーム煮などが王道だろう。
相性: ★★★☆☆l