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全体性を生きる ~発達志向型組織へのまなざし(イントロダクション)
自分になじみのない考え方や表現に出会ったとき、私たちはどのように反応しているのでしょうか。
「そんな小難しい言葉を使われても」
「それはあなたの世界では通用するかもしれないけれど」
「私たちが扱うテーマにとっては重要ではない」
といった、評価・判断のフィルターを通した「拒絶的」な反応もあれば、
「自分は今までそういう考え方をしたことがなかった」
「まだうまく理解はできないのだけれど」
「それを聞いて思うことは」
といった、新たな視点に対する「受容的」な反応もある。
「拒絶的」な反応は、DE&Iの文脈では排他的で暴力的なふるまいとも解釈され得るし、それによって不用意に人の心に傷をつける可能性だってある。その意味で、多様な人が集まってチームを形成する過程で、リーダーが注意を払うべきことの一つだと言えるでしょう。
ただ、ここで考えたいのは、「相手(の考え方や伝え方)に問題がある」という反応は何によって生み出されるのか、もっと踏み込んで言えば、何を守りたくてそのような反応をせざるを得ないのか、という点です。
この視点を掘り下げるアプローチの一つとして、本シリーズでは「発達志向型組織」の3つの側面(ホーム、エッジ、グルーヴ)から考察してみたいと思います。
参考リンク
『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』ロバート・キーガン教授来日出版記念シンポジウム (youtube.com)
発達指向型組織とは? | オーセンティックワークス株式会社 (authentic-a.com)
(つづく)