何かを始めた時の動機、それは本当にあなたが想ったことですか?(NO②)
前回の組織作りの続きです。
今回は「炎をともそうと思った理由(動機)」を深堀りしていきたいと思います。
●動機を明文化する
経営理念作成のお手伝いをさせて頂く機会もあるのですが、この「動機」がはっきりしないときちんとした経営理念はできません。
きちんとしたという意味としては「伝わるかどうか」です。
よく綺麗な言葉を並べている理念もありますが、もちろんそれが伝わる時もありますが、それより自分の言葉を使って語られている理念のほうが第三者からみてもわかりやすかったりします。
そんな経営理念を作成するためにも明確な「動機」が必要です。
改めて「動機」についてお話します。
「動機」のなかに不純物があるとうまくいかないことを知っていますか。
こういった動機は不純とみられやすいですが、そうではありません。
「他人のせいにしているかどうか」
この不純が問題です。
つまり
例えば「有名になりたい」という動機があった場合
本人が望んでいるのであれば問題ありませんが、有名になってほしいと両親が望んでいるからとなった場合は違います。
「お金持ちになりたい」という動機の中に
お金持ちになることが幸せになることだから、という既存の価値観にのってしまっていてそこに自分の意志がありません。
情報の過多の社会において、気づいたらその情報にのって決めていることはありませんか。
もちろん最終的に自分の意志で決めたのだから、問題ないという方もいるかもしれませんが、それは自分の範囲内であれば確かにそうです。
●普遍的な想いが必要
しかし、組織をつくる上においては、そういった動機では人に響かないです。
そのため「動機」を見つめ直す上で、このような不純物を取り除いていった先に自分は何を思っていたのか見つめ直す必要があります。
そして、その先に必ずでてくるのが自分の中にある普遍的な想い(心の中で一番大事にしている価値観)です。
この普遍的な想い(心の中で一番大事にしている価値観)に基づいてはじめることは楽しいです。
自分の想いの延長線上にあるからです。
動機を明文化することは、自分の中にある普遍的な想い(心の中で一番大事にしている価値観)と繋がることを意味します。
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