生プルーンとの出会いは、レバーとの永遠の別れを生む。
れいちゃんの果物紹介シリーズ
北海道産 仁木プルーン
中学で修学旅行に行った時、バスガイドさんによるクイズタイムがあったんですよ。その中で忘れられないクイズが1つあります。
”こんにゃくのつぶつぶの正体は何でしょう~?”というものです。
初めての関西出張に向けて張り切っていたれいちゃん。かなり眠かったです。だけど、答えを知りたい。葛藤しながら眠りながらも目を開けて答えを聞くという難業を試みたのです。
”答えは、ひじきです。こんにゃくのつぶつぶは”ひじき”なんですよ”とバスガイドのお姉さん。
う、嘘だ...。そんなはずがない。こんにゃくの内部、それもかなり深部にひじきが入り込める余地があるはずがない。れいちゃんは平静を保とうと必死で自分に言い聞かせました。
そして修学旅行から帰り、8年という時を経て。真偽を確かめようとやっと動き出したんです。れいちゃん、パソコンと格闘しながらつぶつぶ検索開始です。
結論。ひじきでした。
世の中にはまだまだ知らないことが溢れすぎている。そんな教訓に行き着いた今回、皆さんに御紹介する果物は【北海道産 仁木プルーン】です!
このプルーンを食べた時、確信しました。『自分は八百屋の看板娘になるべくしてなったのだ』と。あまりの美味しさに悶絶したからです。
思えば八百屋の小娘になると一大決心したあの日、これまで身長を刻んでいた柱にはその日、数値ではなく“ここで働かせてくださいと八百屋の大将に申す”と自らへの鼓舞を記したのでした。
〇生プルーンという新境地にはじめまして。
初めて生プルーンを見た時、思わず八百屋の大将に尋ねてしまいました。『大将、このスモモの品種ってなんですか?』と。答えを聞いてさらに驚きました。
『スモモじゃなくてプルーンだよ』
八百屋の看板娘失格の想いにかられるレベルの衝撃でした。太宰れいちゃんです。こんにゃくのつぶがひじきと知った14.7倍は驚きました。
旬には旬を、と謎のハンムラビ法典スタイルで熾烈な競争を繰り広げる競争社会の八百屋。
そんな熾烈な戦いの中で今の時期に勝ち抜く果物の多くは”桃”や”すもも”そして、ちらほら”梨”がセンターを奪い合う現状。
まさか、プルーンたる新参者が現れているなんて微塵も思っていなかったれいちゃん。
やはり多くの方にとって、慣れ親しんだプルーンの姿は水分をこれでもかと抜かれたドライプルーン状態。人間でいう脱水天日干し状態。
そんな中、北の大地では生食用の水分ぷるぷるプルーンが栽培されているのです。桃だの、残暑で後退気味のスイカだの。
最近センターに常駐しつつある梨だのに負けず、生プルーンには自らの旬である9月を頑張って生き抜いてほしいものです。
〇かつて鉄分摂取の為にレバーの血合いと格闘した自分へ。
かつてレバーの血合いと格闘していた。そんな過去を吟じます。聞いてください。
れいちゃんの。
ようつべ(YouTube)かなり偏った。
おすすめ出てくるマッチョくん
せっせとレバーを処理した
過去は無駄
マッチョの三種の神器である【ブロッコリー・鶏胸肉・レバー】彼らは世の中の食べ物をこの3つとしか考えていないのだろうか、と昔のれいちゃんは思っていましたね。
そんな彼らを真似てレバーを購入した貴方。”レバーの血合い処理には水より牛乳がいい”というマニアックな知識まで身に着けてレバー焼き鳥屋を開くつもりだったのですか?なんなんですか。
そんなかつてのれいちゃん。某映画『〇と〇尋の神〇し』での中のハク様のように...。”お食べ。れいちゃんのために持ってきたんだ”とこの仁木プルーンを差し出したいものです。
なんならもっと鉄分取れるかもよ、と。
きっと泣き出すでしょう。鉄分摂取にかかる時間が20分から、0.01秒になったのですから。生プルーンと出会ったことで、レバーとの永遠の別れを生み出してしまったかもしれません。
あ、ちなみに。あたくし、レバー大好きっ娘です。
〇なまらうんめえ。仁木プルーンの魅力を大放出。
鉄分摂取にはこの生プルーンとの顔を合わせる未来が確実となったれいちゃん。出来れば美味しく食べたい、と願わんばかりです。
上の写真の子を見てください。ツルスベ肌に惹かれて思わず口に運んでしまいそうですが…。少しお待ちください。この子達はまだまだ若造です。新参者です。
実は仁木プルーンちゃんを始めとする、生プルーン族。”しわがあればあるほど甘みが強い”というのです。しわがあるほど味わい深い。そんな老後をれいちゃんも送りたいものです。魅力的ですね。
真ん中には種がありますが、種に近づけば近づくほど甘みがたっぷりです。水分もたっぷりでドライプルーンなどという超脱水状態の彼らからは想像もできないくらいのみずみずしさを堪能できますよ。
私に新しい鉄分摂取の未来を与えてくれたこの仁木プルーンに感謝を伝え、本日はお暇致します。タイトルにありました、レバーとのお別れの件ですがレバー好きにつき不可能と判断いたしました。御理解の程宜しくお願いいたします。
それでは、起立・れいちゃん・着席。本日の果物講義を終わります。ありがとうございました~!
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