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ビブリオバトル大学大会で優勝しました!

――今日、7年越しの夢が、再び飛来しました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「ビブリオバトル大学大会で優勝しました!」というテーマで話していこうと思います。




📚大学大会優勝!

今日は全国大学ビブリオバトル大学大会の日でした。

ビブリオバトルとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。リスナーはバトラーの発表を聴いて、1番読みたくなった本に票を入れます。最も多くの票を集めた本がチャンプ本となるわけです。

高校時代から公式戦に参加していた僕は、これまでに2度全国大会の舞台に立つことができています。しかし、どちらも惜しい結果に。悔しい思いを滲ませました。

僕は今大学4年生なので、全国大学ビブリオバトルに出場できるのは今年が最後。ラストイヤーだからこそ有終の美を飾りたいという思いが強くあります。目指すは全国大会優勝です。

そのためには、大学大会、地区大会で勝たなければいけません。

予選会となる大学大会が開催されたのが、今日この日だったというわけです。ついさっき閉会したばかりなので、終わりたてほやほやのレポートを書いていきたいと思います。

結論からいえば、無事に優勝することができました。


📚『グラーフ・ツェッペリン』

僕が紹介したのは、高野史緒さんの書いた『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』という本です。

グラーフ・ツェッペリンという飛行船を巡る1組の男女の物語。ジャンルでいえば、青春SF小説です。

主な登場人物は2人。夏紀と登志夫です。夏紀は17歳の女子高生で、将来は宇宙関係の仕事に就きたいと思っています。登志夫も同じ17歳なんですが、彼は大学生。子どもの頃から頭が良くて、飛び級して大学に進学したという経歴を持っています。

ふたりは同じ2021年を生きているんですが、実は、別々の世界の住人なんです。急にSFっぽくなってきたでしょ?(笑)

それぞれの世界には特徴があって、たとえば、夏紀の世界では宇宙開発が進んでいます。月や火星に基地があり、そこで人が働いていたりもするんです。こういう背景もあり、夏紀が宇宙関係の職業に就きたいと言っているんです。

一方の登志夫の世界では、そんなに宇宙産業は進んでいません。代わりにコンピュータ技術が盛んです。メタバース事業が盛んに展開されているイメージです。

しかし、夏紀の世界ではコンピュータ技術はすごく遅れている。2021年にやっとインターネットがやってきて、Windows21が発売されたくらい。スマホも全然普及していない世界なんです。


そんな別々の世界で生きるふたりですが、ある共通点がありました。

「幼稚園児の頃、グラーフ・ツェッペリンという飛行船を一緒に見た」という記憶があるということ。


不思議ですよね。おかしいですよね。どうして別々の世界に生きているはずのふたりが、同じ場所にいて、同じ飛行船を見て、同じ記憶を持っているのか。

これは、別々の世界で生きている夏紀と登志夫がそれぞれの世界で、グラーフ・ツェッペリンの記憶と向き合い、その謎に迫っていく物語なんです。



……とまあ、こんな感じで紹介したわけです。壇上に立ち、マイクにぶつかりそうになるくらい前のめりに構え、『グラーフ・ツェッペリン』に対する思いを熱弁しました。その熱意がリスナーの胸に届いたのでしょう。

最も多く票を集めた本は、僕が紹介した本でした。


📚夢の飛来

今回の参加者は4人いて、僕の発表順は4番目でした。正直、3人の発表を聴いて、ちゃんとやることやったら勝てるくらいの気持ちではいたので、特別緊張もしなかったし、プレッシャーを感じることもありませんでした。

それでも、投票が終わって、チャンプ本が発表される瞬間の心臓の震えは止まりませんでした。武者震いなのか、不安なのか、あるいはその両方なのか。とにかく、ドキドキしていたんです。

僕の名前が呼ばれたときには素直にほっとしたし、笑顔が零れました。



大学大会を勝ち上がったことで、晴れて地区大会に出場できます。11月5日(日)11:30~12:30茨城県立図書館で開催されます。

YouTube LIVEでの参加も可能でして、そこで投票することもできます。当日現場に来られない方も、遠方の方も、是非オンラインで参加していただければと思います。

僕の本に投票をしろとは言いません。1番読みたくなった本に投票してください。だから、僕の紹介を聴いて、1番読みたくなったら僕の本に紹介してください。そう思わせるだけの準備をして臨みます。

また、基本、1冊の本を相棒にする文化がありますが、大会ごとに本を変えてもルール違反ではないので、今回は毎回紹介する本を変えていきます。地区大会では『グラーフ・ツェッペリン』は紹介しません。ですから、大学大会の発表を聴いた方も、また聴きにきてくれると嬉しいな。新ネタを聴きにきてください。
#なんかM1みたい



今日、7年越しの夢が、

再び飛来しました。

墜落することなく旅を終えられるかどうかは、

僕の魅力的なプレゼンと、

みなさんの応援にかかっています。

僕の物語りを聴きにきてください。


20231018 横山黎


※とりあえず、地区大会を主催する「BOOK ACE」さんのYouTubeチャンネルを登録しておいてください! 以下の動画は、去年の地区大会の様子です。ちなみに、42分くらいから僕も映っています。

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