青い桜が好き。
ーーいつか本物の青い桜が生まれたらいいな
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「青い桜が好き」というテーマで話していこうと思います。
📚日立平和通りの夜桜を
昨日、仕事終わりに、日立駅まで車で向かいまして、駅前にある平和通りの桜並木を見にいったんです。
この前、シェアハウスのみんなと一緒に昼間に花見をしてきました。水戸駅近くの千波湖の近くにある少年の森という場所、大きな桜の木の下にブルーシートを敷いたんです。桜も綺麗だったし、お弁当もおいしかったし、運動もできて、とても穏やかな時間でした。
ただ、夜桜はまだ見ていませんでした。せっかく一年に一度の桜の季節ですから思い残すことなく堪能したいと思い、今の期間、日立駅前の平和通りの桜並木がライトアップされていると聞きまして、見にいったというわけです。
日立駅前の平和通りでは、車道の両脇に桜が植えられていて1キロメートルくらいそれが続いているんですね。日立駅から少し離れたところには、色とりどりの照明に照らされていた桜の樹があったんです。数秒おきに当てる照明の色が変わるシステムになっているので、桜の花びらが緑やオレンジに変わったりするんです。
そのなかで僕の目を一際引いたのは、青色の桜でした。
📚青い桜が好き
そもそも僕は「青」という言葉そのものが好きってこともあります。
「青春」は青い春と書きます。青春を、高校時代、大学時代というように一時的な時代のことを指すのではなく、自分のやりたいことをやっている時代のことをいうならば、僕は後者の意味でいつまでも青春を生きていきたいと思うんです。そんな生き方こそ理想だと考えるのです。
よって、僕は青春が好きだし、自然と「青」や「春」も好きになったというわけです。
春の花といえば桜ですから、僕は桜も好き。僕の実家から徒歩十五分くらいのところに飛鳥山公園という桜の名所があって、小さい頃はよくそこへ遊びにいっていました。今でも春になると、僕は桜を見上げ、物思いに耽ります。その向こうに広がる青空との取り合わせが妙で、えも言われぬ感動を覚えるのです。
桜の色は、白、あるいはピンクというべきですが、僕があえて声を大にして言いたいのが、青い桜の魅力です。ネットでさくっと調べて見たら、緑色っぽい桜はあるし、「青い桜」と呼ばれるジャカランダという花木もある。ただ、純粋に青い桜は見当たりませんでした。
青い桜は、より青い春のイメージに近付くし、幻想的で、じっと見つめてしまうような吸引力もある。今回紹介した平和通りの桜のように、ライトアップによって花びらを青く染めるのが現実的だけれど、いつか本物の青い桜が生まれたらいいな。そんなことも思いました。
📚青い桜の物語
実は、僕は長い年月をかけて書いていきたい「花鳥風月」という青春ミステリーのシリーズものがあります。思えば中学時代からちょこちょこと構想を練っている大巨編です。
僕は高2のときに地元のミステリー文学賞の奨励賞をいただいたことがあったんですが、そのときに授賞した作品も「花鳥風月」シリーズに関連する短編ミステリーでした。ちなみに奨励賞を受賞した作品はこちらから。
さて、その「花鳥風月」のなかで「青い桜」を登場させたいんです。舞台となる高校のシンボルとして敷地内に咲かせたいんです。昨日の日立の青い桜を目にして、またインスピレーションが湧いたので、またあの物語に戻ってみようかなとぼんやり考えています。
「花鳥風月」シリーズにつながる作品は以前にnoteでも公開しています。『初めましての恋』という桜を巡る初恋がテーマの青春ミステリーです。この機会ですし、是非、読んでみてください。10分くらいで読めます! 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240414 横山黎